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2021.01.17

ファッション

ユナイテッドアローズで発見した“シティスペックなダウン”3選

「ザ・ベストダウン 2020」とは……
長らくユナイテッドアローズのプレスを担当する辻 典秀さんは、いわばファッション的観点から群雄割拠のダウンシーンを最前線で見続けてきた目撃者。
当然、紆余曲折を目の当たりにし、常に最先端のアイテムに触れてきた。
そんな猛者の目から見た今季のマストバイ、当然気になるでしょ?
ユナイテッドアローズの“顔”として活躍しているプレス、辻 典秀さん。身長184センチ。サーファーでもあるアクティブ派だが、普段の着こなしはコンサバが主流。

日米の実力派による、大人が理想とするダウン

ジャケット7万4000円/ヴァイナルアーカイブ コネクテッド マーモット フォー ビューティ&ユース(ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店 03-5428-1893)、ニット2万6000円/スローン、靴2万4000円/クラークス オリジナルズ フォー ユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 03-5772-5501)、その他私物
身長184センチ、Lサイズを着用。
“ありそうでないモノ”をコンセプトに、デザイナーが考える格好よさを現代的に表現するヴァイナルアーカイブ。
そしてアウトドアブランドが乱立した’70年代に登場するや、多くのトップクライマーたちから厚い信頼を獲得、一躍アメリカ代表ブランドへとのし上がったマーモット。
そんな両者の魅力が存分に詰まった一着がこちら。

優れた防水機能を誇るゴアテックス インフィニアムを素材に使用し、縫製部分はシームテープでしっかり補強。
しかも750フィルパワーのダウンにも撥水性のあるものを取り入れるこだわりよう。それにより、ダウンの天敵とされてきた水をものともしないアイテムが生まれた。
ボリューム感のあるスタンドカラーもグッド。
しかも、単にソフト面の充実をうたっただけではない。マーモットのロゴをボディと同系色で仕上げたその姿は都市にもすんなり馴染む洗練さを湛え、「これぞまさしく大人が袖を通すにふさわしいダウン」と、その実力に辻さんも舌をまく。
ファスナーを締め切ったときのシルエットも美しい。
「天候不順や気温の上下動が激しい昨今。都市部においても厳しい天候に見舞われることは少なくありません。その不安をかき消すような充実のスペック。そのうえ程よくエレガントさを匂わせるこの見た目ですからね。感服しました」。
両者を仕掛けたビューティ&ユースのナイスなキャスティングにも、敬意を表したいところだ。


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