羽織るだけでTシャツスタイルが見違える、アートな柄シャツの破壊力
昨年、設立10周年を迎えた417 エディフィスから注目のアイテムをピックアップ。そのアイテムの魅力と、それを使ったコーディネイトを紹介する連載企画。今月の注目アイテムは……
アートな柄シャツ![]() 世界的なアーティストを多く輩出するロンドンに拠点を置き、自らのチームを率いるデザイナー、カミラ・フランシスに図案製作を依頼、その作品をプリントした総柄のオープンカラーシャツ。手描きとデジタルをミックスした手法で構築したアートな世界観は、旅や自然がモチーフとなっている。ボディはコットンライクに仕上げたポリエステルで、ドライな着心地が特徴。作品は写真のパターンを含む、計4種類を展開する。 |
今季は例年以上に注目が集まる柄シャツ。大人が着るとなるとどうしてもシックなデザインを選びがちだが、背景にストーリーのあるモノなら、ポップなデザインもウェルカムだ。
特にアートがベースにある一枚なら知的さも加わるし、大人の男に打ってつけ。それをいつものTシャツの上に羽織れば、マンネリしがちなサマースタイルにも劇的な変化も生まれるはずだ。
Style 01
お馴染みのサマースタイルをアップデートする一手

リラックス感満点な白Tに、カッチリした印象のグレースラックス。もはやお馴染みとなった夏の緩急スタイリングをアップデートさせるのに、このアートな柄シャツが役に立つ。
まず1つ目の効能は、ワードローブとしては本来対極にあるTシャツとスラックスの“つなぎ”として機能すること。ともするとチグハグになる装いも、このシャツを使うことで簡単に成立させてくれる。
続いては、Tシャツ一枚では表現できない奥行きある装いができること。そして、このポップさすら大人っぽく見えるのは、「柄自体にストーリーがある」という理由に加えて、コットンライクなボディを厳選しているからなのだ。
あらゆる側面からサマースタイルをサポートする第一実例である。
Style 02
“色”で統一感を出したアメカジスタイル

続いては、Tシャツにチノパンという、超王道なアメカジスタイルに417 エディフィスの柄シャツをオン。この際のポイントは、なるべく色数を抑えることである。
ベージュのチノに黄色のTシャツというワントーンスタイルに、シャツの柄でさりげなくネイビーをプラス。これを実は、暖色と寒色という反対色で構成しているのも、小さなポイントである。そこに、柄から拾ったネイビーのスニーカーをチョイスすればダメ押しだ。
夏の着こなしの幅を確実に広げてくれるアートな柄シャツ。どの柄を選ぶか迷ってしまうが、使えることは間違いないので、複数揃えるのもオススメ。アートがベースなんだから、直感で選ぶのも大いにアリ。
417 エディフィスの公式サイトには、異なる作品を使ったシャツのコーディネイトを掲載しているので、こちらもチェックを!
[問い合わせ]
417 エディフィス渋谷
03-5456-6971
https://baycrews.jp/brand/detail/417
山本雄生=写真 来田拓也=スタイリング MASAYUKI(The VOICE)=ヘアメイク 髙村将司=文