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2020.09.29

ファッション

あの名画を足元に。ヴァンズとMoMAが歴史的コラボスニーカーを発表!

近現代アートの中心地と言えばアメリカ東海岸。その象徴はMoMA(ニューヨーク現代美術館)だろう。一方、俺たちの大好物であるヴァンズはアメリカ西海岸にルーツを持ち、今もアクションスポーツやストリートシーンの牽引者であり続けている。
このたび、そんなアメリカの両雄によるコラボが実現した。ヴァンズのクラシックラインをベースに、誰もが知ってる名画たちが鮮やかに踊る、そんな夢のようなフットウェアが誕生したのである。

さっそく、ひとつひとつ鑑賞してみよう。

クロード・モネ『睡蓮(1914-1926)』

9000円/ヴァンズ アンド MoMA(MoMAデザインストア 表参道 03-5468-5801)
印象派を代表するモネの『睡蓮』シリーズ。日本でもファンの多いこのシリーズの一枚を、ヴァンズの定番モデル、オーセンティックにプリントした。
自然の光と風景が織りなす豊かな色彩表現は一見して美しい。鮮明な水面の鮮やかな青さと、輪郭の淡い睡蓮の色合いが幻想的でもあり、穏やかに調和する。履けば確実に足元を際立たせてくれる一足だ。
 

ワシリー・カンディンスキー『オレンジ(1923)』

9000円/ヴァンズ アンド MoMA(MoMAデザインストア 表参道 03-5468-5801)
抽象芸術理論の産みの親であるカンディンスキーの『オレンジ』を、スリッポンのアッパーにドロップ。
子供が寝てるときに見る夢? はたまた御伽噺から飛び出したワンシーン? 可愛くて気まぐれ、それでいてエネルギッシュ。そんな抽象的な印象が伝わる一足を足元に宿せば、なんてことのない1日もまた違った気持ちで過ごせるかも。
 

サルバドール・ダリ『記憶の固執(1931)』

1万円/ヴァンズ アンド MoMA(MoMAデザインストア 表参道 03-5468-5801)
ダリといえば、シュルレアリズム(超現実主義)の代表格として有名だ。彼の作品のなかでも特に知られているのがコチラの『記憶の固執』。ドロドロに溶けた時計の描写は、誰しも一度は目にしたことがあるはずだ。
この傑作のキャンバスとしてチョイスしたのは、ソールやフォクシングテープがねじ曲げられた構造になっている、オールドスクール ツイスト。独特なフォルムと、溶けたチーズに着想を得た時計の曲線との絶妙なアンサンブルで、超現実的な表現が際立つ一足に仕上がった。
 

最新コレクションもコラボモデルに変身!


世界中で愛されるヴァンズの定番“チェカーボードパターン”に、MoMA風アレンジを施したコラボレーションパックも発売される。ベースとなるのは、クラシックなデザインを残しつつ、より快適な履き心地を実現した最新コレクションライン、コンフィークッシュだ。
オールドスクールとエラがベースモデルに採用されており、インラインにはないカラフルなカラーアレンジのチェッカーボードに、ヴァンズとMoMA、それぞれのアイコニックなロゴがサイドで主張する。
9500円/ヴァンズ アンド MoMA(MoMAデザインストア 表参道 03-5468-5801)
8500円/ヴァンズ アンド MoMA(MoMAデザインストア 表参道 03-5468-5801)
「世界中の個人の表現を刺激したい」という両者の思いで実現した情熱的コレクションは、9月30日(水)から、ヴァンズストアや一部のヴァンズ取扱店、MoMAデザインストアにて販売予定。
そして、今回に続き第2弾となるコレクションの発表も11月に予定されているのだとか。名画そのものは無理でも、こんな名作をコレクションするのは大いにアリだと思う。
 
[問い合わせ]
MoMAデザインストア 表参道
03-5468-5801
www.momastore.jp
原嶋鉄人=文


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