ビームス ライツが自信を持って推薦する、来るべき旅に備えたい服
“旅”をコンセプトとする「ビームス ライツ」がリニューアルし、より僕らの旅情をそそるレーベルへと生まれ変わった。
新たに掲げたキーワードは「LUXUAL(ラクジュアル)」。リニューアルを主導した新ディレクター・村口 良さんに、その狙いを聞いた。さあ来るべき旅の支度を整えよう!
旅の途中で活用したい! 快適移動を約束する服

反則級のストレッチ性でカラダも心も快適に
旅の移動やアクティビティに便利なウェアが揃うプレイラインより、ノーカラー仕様のセットアップ。「スウェットやカーディガン感覚で着られて見た目は上品という、大人のワンマイルウェアをイメージして作りました。素材はストレッチがバツグンに利いたコットン混紡生地。これなら窮屈な機内も快適に過ごせます」(村口さん)。

高機能ナイロン、アバンを用いたジャケット。この顔で速乾、ストレッチ、ウォッシャブルにパッカブルと、多彩な快適&楽々機能を備えているのがすごい。

小松マテーレ社の、薄手かつ強度に優れるナイロン生地を使用したグラミチのパンツ。こちらもパッカブル仕様のため、旅先への携帯にすこぶる都合がいい。
旅先で活用したい! 現地に溶け込める服

“観光客感ゼロ”な異国に馴染む柄と機能
旅先に馴染む服を集めたアウェイラインの目玉セレクトのひとつが、ハラダマニアのローカライズドシャツだ。「現地に馴染むのがいちばんカッコいい旅の服、というのがハラダマニアの考え方。だから“観光客感”丸出しのポーチなどを持たないでいいように、このシャツは内側に大小のポケットを備えているんです」(村口さん)。

インド製のコットン生地を用い、インドで刺繍、縫製をしたアウェイラインのオープンカラーシャツ。異国情緒に心惹かれる1枚だ。

イメージしたシーンは海外のマーケット。そこで購入したバゲットやフルーツを突っ込める大きなポケットを、コートの内側に6つも装備する。個性的なゆったりシルエットは、無造作に羽織るのがサマになる。
「LUXUAL(ラグジュアル)」なビームス ライツ

飛行機のロゴがトレードマークだったビームス ライツは、2007年のデビュー。のちに“旅”をコンセプトに掲げるにいたり、旅行や出張を快適にこなせるウェアが主力となっていった。近年はオフィスカジュアルにも注力し、セットアップが売れ筋だったという。
そんなビームス ライツが今季、リニューアルを遂げ、さらなる旅路へと歩を進めた。ラインナップからも変化は一目瞭然で、大人っぽさが増し、旅を感じさせる要素がいっそう色濃く表れている。そして何より、実にアガる服揃いなのだ。
今回のリニューアルにいたった経緯と狙いは何なのか? その仕掛け人でもある新ディレクター、村口さんはこう語る。
「従来のビームス ライツは、旅を掲げながら仕事の服が多いなど、お客様に説明しづらい部分がありました。なので今一度、しっかりとコンセプトの“旅”を掲げ、ステップアップしたいと感じていたんです。
そこで今季から、『旅の移動で着たい楽な服』『その人が普段着る服』『その人の旅先の風景に馴染む服』といったように、すべての服を旅が軸の一人称でセレクトするようにし、それに併せてプレイ、ホーム、アウェイの3ラインを新設。ロゴもよりシンプルなデザインへと一新させました」。
さらに、どのラインのアイテムにも、村口さんが思う大人カジュアルの理想を反映しているという。
「3年前に鎌倉に引っ越し、価値観が様変わりしました。年を重ねたこともあって、洋服だけじゃなく、いろいろなことに時間やお金を使うのが豊かだと思うようになったんです。すると服も、他人と違うものが着たいという考えから、自分が心地良いものを着ていたいと思うように変わった。
新しいキーワードの『LUXUAL(ラグジュアル)』はラグジュアリーとカジュアルを合わせた造語ですが、僕の考えるラグジュアリー、贅沢とはまさに、心地良さや気持ちのゆとりといったものなんです」。
新生ビームス ライツはずばり、自然体で人生を楽しむ大人たちの味方だ。いつかまた心置きなく旅に行けるその日まで。まずはビームス ライツの服を準備しておきたい。
![]() | 村口 良さん●1976年、愛媛県生まれ。ビームス 神戸などで店長を務めた後、エリアマネージャーを経て昨年、ビームス ライツのディレクターへ就任する。欲しいものがあると遠く海外のお店にもつい足が向いてしまうという、旅好きな43歳。 |
谷田政史(CaNN)、川田有二=写真(人物) 鈴木泰之=写真(静物) 菊池陽之介、松平浩市=スタイリング 勝間亮平=ヘアメイク 加瀬友重、髙村将司、増田海治郎、いくら直幸、増山直樹、秦 大輔、今野 壘、菊地 亮=文