オンライン会議では上半身が命。個性のあるVゾーン作りの基本と応用
ビジネスウェアのカジュアルダウンが浸透し、リモートワークも増えている今。Vゾーンは、もっとバラエティに富んでいいと思う。
特にオンライン会議などでは上半身が命となる。きちんと感も醸しながら遊びの利いたVゾーン作りの基本をお伝え!
個性を醸すVゾーンの基本のき

まずはブルーシャツの第2ボタン外し。襟口が開きやすいホリゾンタルカラーをチョイスして控えめにオープンすると、VネックTシャツのような色気が醸し出せる。マイルドな印象となるために、白よりもブルーを推奨する次第。
6つのイノベイティブなVゾーン

Tシャツ? 答えはNO。カシミヤシルクのトロミ感で格上げ
カシミヤにシルクを混紡し、滑らかさの中に光沢を湛えた上質ニットをイン。

白フーディのコーディネイトで、クリーンに“プレッピー”感を
クリエイティブ職ならば、白フーディくらい冒険しても面白い。ベージュのセットアップで優しく纏えば、クリーンにプレッピー感を演出できる。カジュアルなアイテムは色選びが大切。

ネクタイの引き締め感を肩代わりする“メリハリ”ストライプ
あるべきものがないだけでも間が抜けた印象は否めない。タイの代わりとなるのが、ラインがはっきりしたストライプシャツの合わせ技だ。胸に広がるVゾーンを柄で埋めてくれ、グッと引き締まる。

同系色Tシャツという発想の転換でミニマルに
Vゾーンを際立たせるのではなく、馴染ませるという逆転の発想の結果、クールさをよりいっそう強調できるのだ。ちりめん調のシボがあるTシャツをインしており、素材感の違いで奥行きも生む。

ポロシャツはボタン全留めで折り目正しくモードにキメる
クールビズの定番インナーとしての市民権を得たポロシャツ。だが、第1ボタンをオープンにすると若干の野暮ったさも。留めることでモード感が不思議と加わるのだ。

シャツ……なのだが、白ラガーという手もあるのだよ
襟付きの白シャツではポロシャツが主流だが、ラガーシャツだって同等に務まる。真っ白な1枚を堂々とインすべし!
前田 晃=写真(人物) 坂井辰翁=スタイリング 古川 純=ヘアメイク 小山内 隆、髙村将司、増山直樹=文