職業柄、大胆に遊ぶのは難しい、似合う髪型がわからないなどなど、大人のヘアスタイルには制約や悩みがつきもの。同世代はヘアスタイルにどんな要望を持って、どう楽しんでいるのか? 9つの人気バーバー&ヘアサロンに直撃し、その改造実例を見せてもらった。
現場叩き上げの店主のロマンが詰まった理髪店BARBER BOYS(バーバーボーイズ)ヘアメイクとして、オーシャンズ世代がたびたび目にしたであろう有名広告や著名人の髪型づくりを多数手掛けてきた店主の樅山さん。だが最初から、目標は自分のバーバーを開くことだったという。そんな意思は同店の内装にも表れていて、高級感溢れる大理石の床や美しく整頓された道具類が美意識を感じさせる。曰く「その人のとびきりのオシャレに合わせて髪型を提案している」。
ジョニー・デップ風グラデーションボブ
化粧品関係 岡村建弥さん Age 31ナードなボブヘアでちょっとミステリアスにセリーヌのスリムジーンズをさらりと取り入れたモードなスタイルが定番の岡村さん。同店にはなんと9年前から通っていて、そんな服装に合わせて樅山さんから提案を受けているそう。今回は、重めのアウターとも相性の良い、上品なグラデーションボブに仕上げてもらった。
イメージしたのはジョニー・デップヘアスタイルのトレンドセッターでもあるジョニー・デップ。やや前下がりで重心高めにカットされたボブは、とにかく男の色気たっぷりだ。 |
生え際、首元の産毛はしっかり処理
肌に直接カミソリを当てられるのはバーバーならでは。襟足部分をしっかり剃り上げ、後頭部のグラデーションをよりキレイに。生え際の産毛もなくすことで精悍さを増している。
全体に丸みを持たせたボブに
耳が隠れる程度の長さで切り揃えたボブスタイルは、岡村さんの直毛と相性のいいバランス。前髪よりもトップを少しだけ長めにし、自然な丸みを出しつつ、耳にも掛けやすくした。
耳に掛けたときの見た目も重視
1mmのバリカンを使い、刃の浮かせ具合で傾斜を強めに刈り上げた襟足。この立体感が、サイドを耳にかけたときにも、前髪をかき上げたときにもすんなりハマる。
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