またブーツが気になる。今季登場したグッドデザインなブーツ5選
スニーカー全盛時代。流行のベクトルも向いているし、履き心地も快適で、日進月歩で機能が進化するから、誰もがその魅力の虜になるのは否定できない。だが、それだけでいいのか。
少し視野を広げてみると、かつては粗野で武骨な姿で男たちの足元に輝いていた実直なブーツも、ゆっくりではあるが変化を遂げているのだ。昨今では作り手たちがアツい想いを込めて、より履きやすく格好良くアップデートを繰り返している。もう一度ブーツに目を向けてほしい。きっと少しずつ愛着が湧き、日に日に愛おしく思えてくるから。
エンジニアド ガーメンツ × ダナー

1961年に発表したマウンテントレイルをベースに通常よりアッパーのD環の数を増やしてジグザグに配置。アウトソールにはビブラム社のシエラシールを採用し、機能・実用面をアップデートさせた。
レッド・ウィング × ビューティ&ユース

ユナイテッドアローズ創業30周年を記念し、レッド・ウィングのプレーントゥをオールブラックで上品な姿に別注。アッパーにはラフさのあるスエードレザーを採用した。新たにオープンするユナイテッドアローズ渋谷スクランブルスクエア店にて11月1日より先行発売予定。
カーハート WIP × クラークス

ブランドを代表するミシガンコートからインスピレーションを得たカラーリングが特徴的な今回の別注。履き口はブラウンキャンバスで縁取られ、ミリタリーな要素を加えながら、汚れと水を弾く素材で機能面もバッチリ。
ノンネイティブ × グイディ

イタリア発のグイディに日本初の試みとなる別注カラーを製作したノンネイティブ。アイコンでもあるバックジップ仕様のブーツにビブラムソールを貼り、ホースレザーのスエードでオーダー。本来、アウトソールに入れるブランドロゴをインソールに配置。すべての魅力はデザイナーの藤井さんと種カジこと種市暁さんの対談をチェック。
ティンバーランド

アッパーの素材には高い防水透湿性を発揮するゴアテックスを、そしてアウトソールには耐久性と履き心地に優れるビブラムを搭載した6インチブーツ。インソールにはクッション性が高く疲れにくいアンチ・ファティーグを採用。
清水健吾=写真 来田拓也=スタイリング 谷中龍太郎=文