種カジのタネあかし Vol.32
2019.06.07
FASHION

種市 暁がこの時季、ロンT感覚でサマースウェットを着る理由

「お洒落であるより、格好良くありたい」と言う種市 暁さんのスタイルに本誌が注目し、“種カジ”と勝手に命名して早数年。いつもパッと見の印象は無造作なのに、なぜか格好いいから不思議。そんな彼の装いの“タネ”をムリヤリ解説してもらう企画。

「ギミオリャラヴィン〜♪」。

種市暁がロンT感覚でサマースウェットを着る理由

ーーご機嫌ですね〜。何ですか、その曲?

「え、知らない? ZZトップですよ」。

ーーあぁーヒゲモジャおじさんの。

「そうそう」。

ーーで、何かいいことありました?

「狙ってた古着のスウェットがオークションサイトで落とせたんですよ」。

ーーへぇ、ネットショッピングするんですね。

「時代、時代。仕事柄リサーチも重要なので」。

ーーとはいえ結構マニアック。

「アートや音楽は愛するものを身に着けたい派なので」。

ーーなるほど……あ、今日のタネ、“古着をモノトーンで”だったら掲載しませんよ。

「そんな単純じゃありません。今回はロングTシャツ代わりのサマースウェット」。

ーーおや、気になる。

「最近“ストリートおじさん”多くないですか?」。

ーーいますね、ストリート系のロンT&太チノな人。

「僕もやりたいんですけど、ロンTってゆるく着ても肉感を拾いやすいんですよ。で、お腹ぽっこり」。

ーーあぁ、そんな人もよく見ます。

「それをカバーするのが、ロンT代わりのゆったりスウェット。古着特有の生地は薄くて軽いから今の時季でも快適だし、イナタい身幅の広さはお腹隠しに丁度いい」。

ーーで、ストリート感出しのZZトップを、細身デニムとローファーで大人っぽくと。手持ちの袋はアクセント……え、ビニール袋?

「お気に入りのベーコン買ってきたのよ。“ボーン・トゥ・ビー・ワイルド”にね」。

ーーそれ、ZZトップじゃないですよ。

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ブートならではのヘタウマが魅力 VINTAGE
ポリ混の裏毛スウェットは、やれてテロテロ。だからロンT感覚で着られるのだ。「ZZトップのグラフィックはなんと手描き(笑)。ファンのブートですね」。このヌケ感もお好みの様子。

 

J.M. WESTON パリで買ったというシグニチャーローファー。

たまには革靴も履くんです J.M. WESTON
パリで買ったというシグニチャーローファー。「ちゃんとしたヤツ、持ってるんですよ(笑)」。とはいえスリッポン感覚で楽ちん。

 

手に持っていた袋の中身は……

よく散歩に出かける下北沢で長年続く「タウンマーケット ミヤタヤ」のベーコンをゲット。「帝国ホテルのレストランや“ロブション”でも使われている名品で、これで作るベーコンエッグが最高」と、どハマり中。スモークされた風味がとっても美味。

 

PROFILE
たねいちあきら●1972年生まれの46歳、東京下町出身。サーフィンを愛する海男。長年勤めたビームスを退社し、現在はフリーランスとしてブランドのコンサルティングやプロダクトのディレクションなどを手掛ける。種カジのこぼれネタがポストされるインスタグラム(@taneichiakira)もチェック!

山本 大=写真 髙村将司=文

# サマースウェット# ストリート# 種カジ
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