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2019.05.24

ファッション

絶妙なシャリに宿る職人技。ロンハーマンのTシャツを寿司に例えたら……

ウニの上にキャビアを載せた一貫。SNS映えもするし、頂けるのならばよろこんでご相伴にあずかるけれど、毎日続くとなると話は別だ。美人は三日でほにゃらら、と一緒である。
これからの季節、何枚あっても困らないTシャツ。先の一貫と比較するなら、選ぶべきはシャリの旨さで勝負するかっぱ巻きのような一枚が理想で、そんな大人にこそ袖を通してもらいたいのが、ここで紹介するロンハーマン カリフォルニアのTシャツである。
各5800円/ロンハーマン(ロンハーマン 03-3402-6839)
生地に一家言ある人ならひと目でその地力を見抜くだろう天竺生地。程良い肉感があり、肌が透ける心配も無用。あえて毛羽を残すことで肌触りもいっそう心地良いものに仕上がっている。
その生産を担ったのは長い歴史を誇る日本のファブリックメーカー。古き佳き生産態勢を守るフィロソフィに共感し、ロンハーマンはオファーしたという。
クルーネックとVネックの2種類を用意。各5800円/ロンハーマン(ロンハーマン 03-3402-6839)
シンプルに見えて、よくよく考えられたパターンも見逃せない。クルーネックは詰まりすぎないネックラインが見どころで、セーターやスウェットをレイヤードしたときのバランスも抜群だ。一方のVネックは比較的浅い設定で、Tシャツ姿も品良くキマる。
天竺生地(=米)が生きるシンプルなデザイン(=きゅうり)ながら、巷のTシャツとは一線を画すパターン(=口のなかでほろりと崩れる職人技)をものの見事に形にしたこいつは、まさに何貫でも、毎日でも食べられる、大人が愛すことができる存在なのだ。
ちなみに、柔らかいのにコシがある、“素うどん”的な旨味を持つロンハーマンのスウェットはコチラ
 
[問い合わせ]
ロンハーマン
03-3402-6839
竹川 圭=文

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