種にもよるが、鳥類はオスが美しい羽を持っているもの。メスにアピールするため、というのがその理由のようだが、アピール力という点ではこちらのハットもまったく引けをとらないのである。
2019年春夏コレクションのランウェイピースとして華を添えたヴァレンティノのフェザーハット。ピーコック(クジャク)、グース(ガチョウ)、フェザント(キジ)など、さまざまな種類のフェザーを贅沢に使用し、ご覧のとおりゴージャスな仕上がりに。それでいて’90sのストリートテイストを感じさせるバケットハットなのがいい。
スタイリングのアクセントというよりは、主役アイテムとして着こなしを飾ってくれるハットといえよう。裏地はコットンなので見た目以上に被り心地は軽快。ぜひお試しのほどを。
鈴木泰之=写真 柴山陽平=スタイリング 加瀬友重、髙村将司、実川 実、今野 壘=文