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2019.05.02

ファッション

いつか見たビーチに想いを馳せて……このロエベは海と太陽がよく似合う

ロエベとビーチ。そう聞いて少し意外に思うかもしれない。ロエベが生まれたマドリードはスペインの中心部、内陸の街だ。
しかし、そこから飛行機で約一時間、地中海に浮かぶイビサ島にたどりつく。絶景を望むこの楽園に世界中のジェットセッターたちがスケジュールを無理やり空けて訪れているのは周知のとおり。そして、ロエベのクリエイティブディレクター、ジョナサン・アンダーソンもまた、幼い頃に家族とともにこの地を訪ねたという。
「パウラズ・イビザ」は、ジョナサンのそんな原体験に基づいたコレクションで、彼がかつて憧れた同名のセレクトショップがその由来。現在このコレクションを乗せたトレーラーが全国を行脚中だが、そこに並ぶのは、純リネンを使った心地良いウェアや、陽射しの下がよく似合う上品なトーンの服。リゾートとの相性は言わずもがな最高だ。

LOEWE ロエベ パウラズ・イビザ

変則的なストライプを配したシャツデザインのニットパーカ/ロエベ パウラズ・イビザ
ニットパーカ15万円、デニム12万円、サンダル6万5000円/すべてロエベ ジャパン 03-6215-6116
変則的なストライプを配したシャツデザインのニットパーカは、リネン生地でリラックス感漂うデザイン。デフォルメされた極太のドローコードにも、ジョナサン・アンダーソンのクリエイティビティが垣間見える。アイボリーの優しい色合いは、濃淡のパッチワークを施したインディゴデニムとの相性も最高。暑い季節が待ち遠しい。
力が抜けて洗練されたデザインは街中でだって映える。日常の中で海の心地良さが恋しくなったら、袖を通してみるといい。
マドリードでこのコラボレーションの青写真を描いたジョナサンが、かつて見たビーチに思いを馳せたように。
 
清水健吾=写真 菊池陽之介=スタイリング 松本和也(W)=ヘアメイク 今野 壘=文


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