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2019.04.22

ファッション

ロンハーマンが見つけたLAのクラフト系ブランドが導く夏の色男!

匿名的で個性的なプロダクトを作るブランドの正体

その名は、オリジナル・ペーパーバックス。2009年にカリフォルニアで創業したショーツを主役に据える新進気鋭だ。
見どころはデザイナーのスタントンが生まれ育った街、ヴァーノンで施された染色と加工。カリフォルニアを代表するブランドのジェームス パースやジェイブランドも足しげく通うヴァーノンは、この仕上げの工程にかけては右に出るものがない、知る人ぞ知るエリアである。
各1万5000円/オリジナル・ペーパーバックス フォー ロンハーマン(ロンハーマン 03-3402-6839)
今回はロンハーマンがオリジナル・ペーパーバックスにショーツとTシャツを色別注。透き通るような色合いが織りなすオンブレ(=グラデーション)。タイダイ特有のサイケデリックさも廃し、インラインにはある後ろポケットのロゴもカット、よりシンプルに仕上げた。着る人も合わせる服も選ばず溶け込んでくれること請け合い。もちろん一点一点手で染めているので、すべてが一点ものであるのはいうまでもない。
各7800円/オリジナル・ペーパーバックス フォー ロンハーマン(ロンハーマン 03-3402-6839)
 

この5色がロンハーマン別注色だ

色を売りにするブランドだけあって、カラーバリエーションも豊富。ロンハーマンは今回、ショーツ、Tシャツともにコーラル、イエロー、ブルー、ネイビー、グレイの5色で別注した。
デザインやシルエットに目を転じれば、ドローストリング&ゴム仕様のサイドウエストではき心地に工夫しているところもうかがわれるが、ベースはいたってシンプル。まさに色が主役になるデザインワークだ。
ちなみにブランド名に冠したペーパーバックは“略装本”の意、となる。そこからはクエンティン・タランティーノ監督映画『パルプ・フィクション(=三文小説)』に通じる乾いた空気も感じられて、オーシャンズ世代にはたまらない。
 
[問い合わせ]
ロンハーマン
03-3402-6839
竹川 圭=文

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