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’70年代をテーマに掲げる「サンローラン」のロックな装い

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PREMIUM BRAND × DAILY STYLE
SAINT LAURENT サンローラン

2017年春夏シーズンからクリエイティブ・ディレクターを務めるアンソニー・ヴァカレロが、今季、初のメンズ単独ショーをNYで開催。テーマはオーシャンズ世代に刺さる「’70年代」。言わずと知れたパリの頂上メゾンが、我々のデイリースタイルにグッと近い存在となった。

ブラックデニムに合わせたのはジョッパータイプで、ソールには既に履き込んだようなダメージ加工。/イヴ・サンローラン
ブーツ60万円、ジャケット41万円、シャツ9万円、デニム6万8000円、ベルト4万5000円/すべてサンローラン(イヴ・サンローラン 0570-016-655)

アメリカの不良カルチャーを思わせるロックな装いには、ブーツが断然お似合いだ。ブラックデニムに合わせたのはジョッパータイプで、ソールには既に履き込んだようなダメージ加工。それに対してアッパーは、リザード、オーストリッチ、クロコダイルといったエキゾチックレザーをパッチワークした超贅沢仕様だ。物の価値がわかる奴にだけ許された「HIGH&LOW」の遊び。この一足で満喫しようじゃないの。

赤と黒のダイヤ柄がアイキャッチのレザージャケットは、洗いをかけることでヴィンテージレザーのようなバリッとした質感まで再現し、絶妙な表情を作り上げている。/イヴ・サンローラン
ジャケット50万円、Tシャツ4万3000円、デニム6万8000円、ブーツ10万円、サングラス4万円、ネックレス5万5000円、リング4万円/すべてサンローラン(イヴ・サンローラン 0570-016-655)

Tシャツ&デニムに革ジャンという三点セットをクールに着こなせる男は格好いい。これは理屈抜き。で、それを簡単に実現してくれるのがサンローラン。赤と黒のダイヤ柄がアイキャッチのレザージャケットは、洗いをかけることでヴィンテージレザーのようなバリッとした質感まで再現し、絶妙な表情を作り上げている。シンプルな装いがクールにキマる理屈はちゃんとある。


黒がベースのカラーパレットに挿したサーモンピンクのヴァージンウール・ジャケットや、ドレープが美しい上質なシルクシャツ。/イヴ・サンローラン
ジャケット32万5000円、シャツ7万5000円、Tシャツ4万3000円、デニム6万8000円、ブーツ15万5000円/すべてサンローラン(イヴ・サンローラン 0570-016-655)

レディスでのキャリアも豊富なアンソニー・ヴァカレロが指揮を執るメンズコレクションは、昨今のサンローランが築き上げてきた“男らしい世界”に女性的な繊細さを加えることで新たな魅力を放っている。黒がベースのカラーパレットに挿したサーモンピンクのヴァージンウール・ジャケットや、ドレープが美しい上質なシルクシャツ。大人の男が好む「マイルドでワイルド」な世界に引き込まれる。


カントリー、サファリ、ウエスタンなどのエッセンスを巧みにミックスし、見事にモードへと昇華させた今季。/イヴ・サンローラン
ジャケット37万円、Tシャツ4万3000円、シャツ22万5000円、デニム6万8000円、サングラス4万円/すべてサンローラン(イヴ・サンローラン 0570-016-655)

カントリー、サファリ、ウエスタンなどのエッセンスを巧みにミックスし、見事にモードへと昇華させた今季。その魅力を端的に表現しているのが、このブラックジャケットじゃあるまいか。クレセントポケットに剣玉縁、随所のレザーの切り替え。派手さはなくとも強い存在感を放つ一着は、華やかなレオパード柄のシースルーシャツとも調和する。この懐の深さがファッションを楽しくし、気分を高揚させるのだ。


地に着想を得たアイテムの中で特に注目したいのが「マンハッタン」という名のバッグ。/イヴ・サンローラン
バッグH35.5×W49.5×D18cm 29万5000円、バッグに付けたバンダナ3万円、ブルゾン210万円、Tシャツ4万3000円、デニム6万8000円/すべてサンローラン(イヴ・サンローラン 0570-016-655)

サンローランが2019SSのコレクションの舞台に選んだのはNYだった。それに伴い登場するかの地に着想を得たアイテムの中で特に注目したいのが「マンハッタン」という名のバッグ。カーフレザーの光沢とゴールドパーツが、モダンなスクエアフォルムとともにあらゆるスタイルをエレガントに演出してくれる。その汎用性の高さは、すべてを受け入れるメトロポリスの如く、と言っても過言ではない。


ビッグシルエットな今のトレンドへのアンチテーゼとも見て取れるタイトなショートトレンチ/イヴ・サンローラン
コート27万5000円、シャツ9万円、Tシャツ4万3000円、デニム6万8000円、ブーツ12万5000円、腰に付けたバンダナ3万円/すべてサンローラン(イヴ・サンローラン 0570-016-655)

男の服装にとって大切なのは、アイデンティティがあるかどうか。それがなきゃ薄っぺらいただのお洒落野郎になってしまう。猫も杓子もビッグシルエットな今のトレンドへのアンチテーゼとも見て取れるタイトなショートトレンチを、デニムシャツの上から無造作に。ある種不変の格好をアップデートしているのはソフトなコットンツイルで、こいつが軽量で肌触りもいいもんだから“お決まり”がまたヤメられなくなってしまうのだ。


清水将之(mili)=写真 菊池陽之介=スタイリング シタトリユウキ(UMITOS)=ヘアメイク

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