心から自分にフィットすると思えるフレグランスを選び出すのは、簡単なことではない。香りが人に与える印象は少なくないため、慎重を期するものだ。ただし、選び出せたら一転、末長く愛用したくなるのも事実。
香りにおいても定評のあるブルガリの最新作は、ワイルド&クリーンを体現。都会にも自然にもコミットでき、仕事に、遊びにとアクティブな男に打ってつけといえる。
こんな香りなら、自分のイメージを委ねたいと思えるはずだ。
都市生活者にこそ必要な「リセット」するための香り
香りの効能を侮るべからず。年を重ね、シンプル&クリーンを志向し始める我々40代にとって、いわば香りは男の魅力を増幅する“見えない装飾”となる。というのも、嗅覚は、記憶や直感を司る大脳辺縁系と強い結びつきを持つために、香りの良し悪しが印象の良し悪しに直結すると考えられるからだ。
とは言うものの、他人への影響だけで、常に身に纏うフレグランスを決めたくはないのも本音。自分も満足できて、周囲にも好印象をもたらす香りが見つかれば、それに越したことはない。
では、いったい何を選ぶべきか? 選択肢のひとつに挙げたいのが「ブルガリ マン ウッド エッセンス」である。
今、さまざまな分野において注目される“自然との調和”というキーワード。建築や都市計画における緑化構想や、アウトドアブームなどで感じられる自然志向など、我々の生活にグリーンの存在は不可欠だ。
こうした自然が持つ偉大なエネルギーに目を向けて、慌ただしい都市生活者が心身ともにリフレッシュできる特別な香り。
難しいとされる3種のウッドノートを調和させたベースに、明るいシトラスをアクセントに加えた類を見ない芳香。この実現には、世界的マスター調香師、アルベルト・モリヤス氏の手腕が大きい。
結果、「ブルガリ マン」がこれまで築き上げた都会的なエレガンスを保ちながら、自然由来のワイルドな男らしさを共存させているのだ。ひとたび着ければ、自然とのコネクションを感じながら、五感を呼び覚まし、気持ちがリセットされる。そして、その爽やかさが周囲への好印象も生み出してくれる。
都会と自然をシームレスに感じていたい先進的な男を、“見えない装飾”がさりげなくブーストしてくれるに違いない。
「ブルガリ マン ウッド エッセンス」を作った男に聞いた
「ワイルドな洗練」の本質を成す、香りと男が持つべき“3つの柱”とは?
本作では、ブルガリが考える理想の男性像「ワイルドな洗練」を体現。香りと男をつなぐ、3つの共通項が示すその本質について、「ブルガリ マン ウッド エッセンス」のマスター調香師、アルベルト・モリヤスの言葉から紐解いていく。
1の柱_地に足がついていること
地に足がついた男性は、物事に動じることなく力強い。この香りから感じる印象も同様で、モリヤス氏が重視する「生命の活力と樹木の力」そのもの。
核をなす成分は、大地にしっかりと根を下ろすサイプレスウッド、ハイチ産ベチパー、シダーウッドといった3種のウッドノートだ。「自然由来の成分で作るフレグランスは、いっさいごまかしがきかない誠実で潔いもの。そんな事実も、“ブルガリ マン”が目指す男性像とリンクするのです」。
2の柱_常に”革新的”であること
理想の男性像に投影したい革新性は、このフレグランスにも見て取れる。それは、バランス良く調合することは不可能と言われる、1で記した3種のウッドノートを巧みに融合した点である。
「プロジェクトに応じて、新たなストーリーの構築は不可欠。そんな私の創作は、50年間いつもフレッシュな感情から新たな何かを見つける革新の連続なのです」と語るモリヤス氏。困難をさらりとやり遂げるさまは、“ブルガリ マン”そのものである。
3の柱_サプライズが上手であること
「ワイルドな洗練」を生み出すフレグランスを纏うこと自体が、ちょっとしたサプライズであり、周囲への好印象をもたらす。と同時に、このフレグランス自体も、サプライジングだった。
というのも、過日行われた発表会は、ロンドンで開催されることと日時以外は数日前までゲストに非公開。直前に届いたグリーンで彩られたインビテーションによって、ようやく詳細が知らされた。
会場は、地上155mからロンドン市内を一望できる「スカイガーデン」。香りの世界観を見事に表現した空間で、フルコースのディナーにバータイム、クラブラウンジまで優雅な一夜を提供した。
この演出に世界中から集まったゲストは大満足。サプライズ上手な、ちょっとした遊び心を持つことも、男には必要なのだ。
ブルガリ
体の動きに合わせて反応するモニターを設置。来場者を驚かす仕掛け。
会場の至る所にグリーンをレイアウトし、「ブルガリ マン ウッド エッセンス」の世界観を表現。
会場の至る所にグリーンをレイアウトし、「ブルガリ マン ウッド エッセンス」の世界観を表現。
アンバサダーを務めるのは、俳優兼モデルのニック・ベイトマン。「都会と自然を行き来する活発な男性のイメージ」と本作の印象を語った。
ディナーはフレグランスのコンセプトに倣った3部構成でサービスされた。
[問い合わせ]ブルガリ パルファン事業部03-5413-1202
発売日:9月5日(水) 清水将之(mili)=写真 石黒亮一=スタイリング MASAYUKI(The VOICE)=ヘアメイク 高柳聖子=取材 髙村将司=文