自分らしいメガネ、それはきっとパーソナルな部分にあると思う。仕事、趣味、ファッションの好み……。数あるメガネから自分らしい1本を選び、シーンや気分に合わせて楽しく“着替える”。
パリのショールームで勤務経験があり、さらに年に2回は家族で海外旅行に出かけるという、グローバルな平田典之さん。旅、音楽、そしてお酒を愛する平田さんが自由な意思と感覚で楽しみ尽くす。
平田典之さん Age 37職業: フリーランス/セールス
趣味: 海外旅行
好きな服のテイスト: モード
好きな音楽: エレクトロ
ひらた・のりゆき●1980年生まれ。大学卒業後渡仏し、パリのショールームに3年ほど勤務。26歳で帰国しファッションブランドのセールスに携わる。森下公則氏が手掛ける「08サーカス」では8年もの間セールスを担当。これまでの経歴を見返すと、当然ながら服好きかと思いきや「旅、音楽、そしてお酒のほうが好きかもしれない(笑)」という飄逸(ひょういつ)な人柄。奥さまはフリーランスのエディター。愛娘は可愛い盛りの4歳だ。
「新しい発見や驚きと出会う、そんな旅が大好きなので」
年に2回は家族で海外旅行に出かけるという平田さん。
「例えば、GWの旅はバリのリゾートへ、秋の旅はキューバへ。そうやって1年のうちでメジャーな場所とちょっと趣の違う場所どちらも訪れるようにしています。そこで持ち歩くサングラスは軽くてシンプルなものがいいですね。しかもこれは、旅をソースにデザインしているとのことなので、余計に気分がアガります(笑)」。
アイコニックなパームツリーをモチーフにした飾り鋲も楽しい。
「ものぐさな自分にピッタリな調光レンズという選択」
紫外線が当たると濃い色に変化し、室内に入ると通常どおりの薄色に戻るという調光レンズを採用したサングラス。
「屋外でも屋内でも掛けっぱなしでOKだから、ものぐさな自分にぴったりかなと。こんな便利なやつが1本あれば、サングラスに着替える必要はないですよね(笑)」。
確かにそのとおり。とはいえ、“着替えない”という選択もまた、その人らしさを表していると思うのだ。
「服好きの僕が素直にお洒落だと思う一本」
メタルとセルを組み合わせたリムに、フラットなハーフミラーレンズ。そして極細のテンプル。トム・ブラウンらしい作風の一本である。
「もちろんファッションが好きでその分野のセールスを仕事にしているわけですから、スタイリッシュなデザインには理屈抜きで惹かれます。モードな服に合わせたときにこそ、このサングラスの真価が発揮されるような気がします」。
清水将之(mili)=写真(人物) 菊池陽之介=スタイリング SHUTARO(vitamins)=ヘアメイク 加瀬友重=文 菊地 亮=編集