いまいちツボがわからず、長いことアクセサリーに手を出さずにいた。そんな人たちは、作り手の情熱が伝わってくるような、叩いて打った「コンコン系」アクセサリーはどうか。
作り手の想いがひと目でわかる、それはまるで工芸品のよう。温もりに溢れる質感は僕らの日常に溶け込むように寄り添う。きっと愛着をもって身に着けられるはず。
①バニーのリング
手作業で刻んだ槌目により、K18YGが眩しく輝く。人気赤丸急上昇中のUKブランドの作。
②ジョージ ジェンセンのネックレス
デンマークのコペンハーゲンに本社を置く、1904年創業の名門。ハンマーワークはブランド黎明期から続くアイコニックな技法だ。シルバーのドッグタグも、鍛造成形でこんなにも表情豊か。
③モトのバングル&ロンダ フェイバー グリーンのリング
「ツキトタイヨウ バングル 30」は、純金と純銀を組み合わせて地金から作られ、ナローなフォルムに合わせ先細のハンマーを使って丁寧にコンコンしている。カリフォルニアの女性デザイナーが手掛けたシルバーリングは、マットな槌目とダイヤを配した繊細なクロスのマッチングが絶妙。
④マルコム ベッツのリング
まるで銀塊からそのまま取り出したような重厚なデザイン。中央にはダイヤをセット。ロンドンはノッティングヒルのアトリエで1つずつ手作りされる。
※本文中における素材の略称は以下のとおり。K18=18金、YG=イエローゴールド、PG=ピンクゴールド、WG=ホワイトゴールド、GG=グリーンゴールド、PT=プラチナ
渡辺修身=写真 柴山陽平=スタイリング