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2018.03.18

ファッション

「デニム」をランウェイで大きくフィーチャーした最初のデザイナーって?!

[右]デニムコート5万3800円、Tシャツ1万円、パンツ2万4800円/すべてカルバン・クライン ジーンズ(カルバン・クライン 0120-657-889)、スニーカー1万9000円/エイティーズ(エドストローム オフィス 03-6427-5901)[左]デニムコート5万9800円、Tシャツ9500円、デニムパンツ3万1800円/すべてカルバン・クライン ジーンズ(カルバン・クライン 0120-657-889)、サンダル2万2000円/ノンネイティブ×アイランドスリッパ(ベンダー 03-6452-3072)
デニムを最初に大きくフィーチャーしたファッションデザイナーは、カルバン・クラインだ。1973〜’75年にコティ・アメリカ・ファッション批評家賞を3年連続で受賞し、イケイケだったカルバンは、次の一手としてデニムに目をつけた。
その目論見は正解だった。’81年、当時16歳だった女優、ブルック・シールズがCMで「Nothing comes between me and my Calvins(私とクラインの間には何も入れない)」と囁くやいなや、同ジーンズは爆発的にヒット。
以来、ファッションブランドがデニムを手掛けるのは、香水を作るくらい当たり前のこととなった。
そのカルバン・クラインのリブランディングを、2017-’18年秋冬シーズンから任されたのが、ラフ・シモンズだ。彼の「CALVIN KLEIN 205W39NYC」のコレクションは、想像以上にアメリカ色が強く、デニムも古き佳き時代のアメリカを連想させるものが多い。
そうなると、低迷していたカルバン・クライン ジーンズが急に輝いて見えてくるわけで、ファッションとは本当に不思議なものである。
 
熊谷隆志=写真 菊池陽之介=スタイリング NORI=ヘアメイク


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