1000年以上もの長きにわたり、日本の“都”として栄えた京都には「はんなり」という方言がある。
年初に改訂したばかりの広辞苑をひけば、
落ち着いたはなやかさを持つさま。上品に明るいさま。と出てくるこの単語、まさに大人がロングコートを着こなす際のいいキーワードとなる。ということで京都へ行ってみたら、いるわいるわ、はんなりなロングコートのスタイルサンプルが。では、彼らから見つけた着こなしのコツをさっそく見ていこう。
太畝感を活かす、冬コーデのお手本スタイル。山﨑健太さん(39歳)
コートに合わせるインナーは、首の詰まったものをチョイスするのがお洒落のコツだ。
インディゴブルーがアクセント。上田裕也さん(35歳)
柔軟に考えたら、コートのレイヤードだってアリなのだ。ヘムラインの演出が巧みである。
ガウン調のコート、結構今の気分みたい。濱ノ上鉄平さん(35歳)
落ち着きある大人のコート&デニムスタイルね。岸 隆太朗さん(40歳)
肩線を落として着る。これトレンドですよ。杉谷将也さん(32歳)
比翼のフロントでミニマルな表情にアレンジ。高島友三さん(38歳)
1枚で充分に存在感のあるロングコートを、さらにスタイルアップさせるヒント多数。クラシックにもモダンにも振り切れるその懐の深さは、落ち着いた大人にピッタリだ。トレンドアウターを味方につけて、粋なオッサンを目指そう。