僕らの好きな街で着るアウトドア Vol.64
2017.12.23
FASHION

「年」と「経験」で出る味わい。 魅惑の“古着屋のアウトドア服”の世界

日々進化を続けるアウトドアウェア。だから多くの人は“新品”を追いかける。が、中には真逆の方向を掘り下げている人も。

年を経て、さまざまな“経験”をしたオールドピースを偏愛する彼らの声に耳を傾ければ、新品とはまた異なるアウトドア服の魅力を知ることができるのだ。

 

三茶の人気店「アス 三軒茶屋」のパタゴニア

インポートショップとして2000年に設立した同店。代表の植村さんが強い思い入れを持つのは、’90年代から大好きなパタゴニアのフリースだ。ストックは約100着と全国屈指。最近ではその売れ行きが倍増しているとか。


アス 代表
植村 肇さん(43歳)

「’89年にパタゴニアから出たレトロ・パイル・カーディガンが、毛を表地に使う現代のフリースの元祖と言われています。魅力は現行よりもシンプルな作りやディテール。着ている人を見たら、おぉ同志! って目で追っちゃいますね(笑)」。

左上と中上は「グリセード・プルオーバー」で、リバーシブルで着られる。左下と中下はスタンダードな「レトロ・カーディガン」で、胸のジップが横向きのほうがより古いモデルなのだ。これ、知っておくとツウ。

汎用性の高さが魅力の「レトロX・ベスト」はベージュボディが一番人気。

短い毛脚とワントーンが特徴の「シンチラ」は’90年代初頭のもの。鮮やかな色が好きならコイツを。

アス 三軒茶屋
住所:東京都世田谷区代沢4-16-22
電話番号:03-5779-7908
営業:14:00〜20:00

 

吉祥寺の名店「ジ・アパートメント」のザ・ノース・フェイス

デザイナーたちもアーカイブを探しに足を運ぶという吉祥寺の名店。特にザ・ノース・フェイスの古着は世界屈指の埋蔵量。


ジ・アパートメント 店長
菊地康広さん(37歳)

「ザ・ノース・フェイスの古着は、現在のファッションにも通じるキーワードを秘めています。例えば、毎回完売するシュプリームとのコラボモデルも、実はヴィンテージがベースになっていることが多いんです。モデル名こそ継続しても、デザインは気付かないくらい少しずつ変わっていってしまう。だからヴィンテージにしかない魅力があるんですよね」。

丈が長めでウエスト背面に摩耗防止の切り替えが入る「マウンテン ガイド ジャケット」。

「マウンテン ライト ジャケット」はポケットが縦に深くスプレー缶が入れやすかったため、グラフィティライターに支持された。

現在でも人気の「バルトロ ライト ジャケット」のベースが、廃盤になった「バルトロ ジャケット」。

あの人気モデルにコート丈があったのに驚き。「ヌプシ パーカ」。

ジ・アパートメント
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-28-3 ジャルダン吉祥寺106号
電話番号:0422-27-5519
営業:12:00〜20:00

 

最先端の機能を搭載した新品は、確かに便利で魅力的。ただ、その時代でしかお目にかかれない特徴を秘めた古着は、味わいとともに違った魅力を我々に教えてくれるのだ。それがまた逆に新鮮でもあり、アウトドアウェアの奥深さを知るきっかけになったりもする。

# ザ・ノース・フェイス# パタゴニア# アウトドア# ザ・ノース・フェイス# 古着
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