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2017.11.19

ファッション

あの人気ブランドから出た“予想外”なアイテムが、すこぶるいい感じ

ジャスティン デイビスとショット。前者は唯一無二の世界観を持つシルバージュエリーで知られ、後者は革ジャンの「ワンスター」が看板だ。そんな我々に馴染み深い両者が、なんと予想外のアイテムを発表していた!
 

「ジャスティン デイビス ヴァリアス」のライダーズジャケット

36万円/ジャック・オブ・オール・トレーズ 03-3401-5001
ロックであり、パンクであり、ゴージャス。ジャスティンデイビスのシルバージュエリーは、そんな独自の世界観を落とし込んだコレクションが印象的だ。その新ラインから登場したのがこのレザーライダーズ。
「さまざまな素材感との融合」が新ラインのテーマと聞くとギラついたものを想像してしまうが、本作はさにあらず。スカルモチーフのジュエリーを得意とするマジカルデザインのデザイナー、内山英雄氏が監修を担当。透明感すら感じさせる艶やかなクロム鞣しのレザーを、スタッズ調のシルバー装飾やジップタブのダイヤモンドでシャープに彩った。控えめながら芯のある佇まいが、我々にもちょうどいい。
 
 

「ショットエヌワイシー」のメガネ

各2万6000円/スクランブル 044-933-3566
ショットといえば、星型スタッズが肩に輝く革ジャン「ワンスター」を思い浮かべる人も少ないはず。よもや同社が同じく「ワンスター」を掲げるアイウェアを展開していようとは。

これを受注生産するのが、グルーヴァー スペクタクルズという日本のメガネブランド。横浜の自社工場で職人が手作業で製作する。しかもその職人の筆頭は、最後の「東京メガネ」といわれた、今はなき「敷島眼鏡」出身者。かつて多くの工場があった東京のメガネ作りが受け継がれていたのだ。見れば、艶やかなアセテートに温もりのある造形。象徴たるワンスターは智(ち)に付く。NYで100年続くモノ作りにもどこか通じるアイウェアなのだ。
 
いつものブランドのいつものアイテムだろうとタカをくくっていたところに飛び込んできた意外なアイテム。しかもその出来栄えがまたすこぶるいい。周りとの差別化も図れそうだしね。
 
鈴木泰之=撮影、鈴木淳子=スタイリング


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