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2017.10.03

ファッション

新鮮なデニムライフを! 服のプロ10人が選ぶ「今季の1本」

デニムとの関係に新鮮さがなくなっている……なんて実感があるアナタはマジ必見! だってこんなにも、デニムと真剣に向き合い、楽しみを探求するオッサンがいるんだから。そんな“デニムな男”が今、気分の「1本」とは?
 
「ベルベルジン」ショップマネージャー
藤原 裕さん 39歳

着用デニム:古着のリーバイス
「最近は、股上や腰回りにゆとりがあるリーバイスの505をよくはきます」。そう話す藤原さんが選んだのは、’60年代後半の“ビッグE”。「合わせる服はネイビーが多いですね。特に、このパタゴニアのジャケットのように紫がかった色だと、インディゴの縦落ちが映えるんですよ。今ハマっている小さいトートも含めて、今日はブルー系で統一しました」。
 
「ビームス」販促企画
千木良 学さん 39歳

着用デニム:アッパーハイツ×ビームス
年を追うごとにユーズド感に抵抗を覚え始め、濃色デニムの着用回数が増えたという千木良さん。「その分、シルエットに新鮮みを求めるようになりました。今日はいているような2タックのゆったりとした腰回りとテーパードは、まさに今の気分。リジッドの生地感も好きですね」。そこに合わせたのは、ブラウンカラーのコーデュロイシャツ。開襟ってところが、また今っぽい雰囲気。
 
「八木通商」メンズPR マネージャー
大畑 広志さん 39歳

着用デニム:マッキントッシュ
「少し前まで、ずっと色落ちした501の“66モデル”をはいていたんです。その反動で、最近はずっとこれ」と話すのが、清潔感のあるリジッドのスキニーデニム。バブアーのネイビージャケットで上下の色合いを揃えて、シックでスマートに着こなすのが大畑さん流だ。
 
「サーティーファイブサマーズ」プレス
信岡 淳さん 43歳

着用デニム:アナトミカ
デニムをドレッシーにはきたいという気分からたどりついたのがこちらの1本。「徳島で栽培しているタデを用い、綛染め(かせぞめ)という伝統技法で仕上げているので色落ちしにくい濃紺に。常に高級スラックスのような上品な表情を楽しめるのが魅力です」。
 
「タイズサン」代表取締役
清水 泰さん 41歳

着用デニム:RTH
「若い頃流行った、ごく普通のアイテムをオシャレに着こなすスタイル、“デルカジ(モデル・カジュアル)”がマイブーム」。ハリ感のあるカラーのブラックコートに合わせたのは、爽やかなホワイトデニム。奇をてらわない色使いが重要だ。さらに、「デニムが太いとだらしなく見えるから、テーパードがかかったシルエットを選んでいます」とのこと。
 
「ディストリクト ユナイテッドアローズ」セールスパーソン
森山 真司さん 48歳

着用デニム:古着のリーバイス
「何周もまわり、自分の中で完全に定着しつつあるのが、’60年~’70年代に活躍したスティーブ・マックイーンやポール・ニューマンといった名優たちがよくやっていた、リーバイスの501をジャストサイズで着るスタイル」。森山さんが愛着を込めて“へそばき”と呼ぶこの着こなしは、ジャケット&ジレを合わせたトラッドなタイドアップスタイルに最高にハマるのだ。
 
スタイリスト
宮島 尊弘さん 47歳

着用デニム:A.P.C.
「デニムを育てることには興味がないし、加工ものもあまり好きじゃない」という宮島さんだが、愛用の1本には見事な濃淡が。「これは形が気に入った“プチニュースタンダード”。リジッドで買って4年、気付いたらこうなってたね(笑)」。その間、3本同じものを買い足したそう。
 
フリープランナー
種市 暁さん 44歳

着用デニム:デンハム
ともすれば王道のアメカジになりすぎる上下デニムのコーディネイトを、「いかに普通っぽくオシャレに仕上げるか」が最近のこだわり。そのコツは、「上下ともジャストサイズ。でもインナーのみ柔らかい素材感のオーバーサイズをチョイスしてヌケ感を演出すること」なんだとか。
 
「バーニーズ ニューヨーク」ビジュアルディスプレイチームマネージャー
市村 勝さん 47歳

着用デニム:アトリエ&リペアーズ
古着からモードブランドのデニムまで、ひと通り“脚を”通した市村さんの今の関心事項が、ブリティッシュなスタイル。「古着をジョッパーズのような形にアレンジしているのが気に入りました」。懐かしくも新しいこんなミックス感覚が、彼のファッション遍歴の厚みを覗かせる。
 
「ムロフィス」ディレクター
中室 太輔さん 36歳

着用デニム:スティル バイ ハンド
「僕は肩幅が広いので、全体のシルエットを考えて細身の1本を選ぶようにしています」と中室さん。「このデニムはテーパードが効いていて、タック入り。だからきれいに着こなせるんです」。さらに、ドレスっぽく傾きすぎず、カジュアルに着るためのバランスにも気を配っている。
いくつになっても、やっぱりデニムはコーディネイトの主役。離れようと思っても、簡単に離れられるもんじゃない。だからこそ、色・丈・シルエット……あらゆる要素をブラッシュアップして、いつまでも新鮮なデニムライフを!


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