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2017.03.24

ファッション

ハンティング・ワールドのバッグは、都市生活者を満足させるのか

すべてはシティ・エクスプローラーのために
HUNTING WORLD -ハンティング・ワールド-

過酷なアウトドアシーンで使用することを前提に生まれたハンティング・ワールドのバッグ。この名門は快活な都市生活者を満足させられるのか? 2017年現在の姿に迫ってその答えを求める。

STANLEY [スタンリー]
ブランドのDNAをモダンに昇華

「都市生活者のための新しいハンティング・ワールド」という命題のもとに登場した新コレク
ション。堅牢性と柔軟性が同居した素晴らしい革で作られたバッグの印象はウルトラモダン。ややブランドらしさに欠くのではと訝るも、デザインアクセントとなるライン状のパーツにDNAが継承される。そのパーツこそが、ブランド創設者、ボブ・リーが開発した猛暑極寒に耐える独自素材バチュー・クロスなのだ。都市生活ではオーバースペックたる素材をデザインに使う大胆なクリエイティビティに、ブランドの新しい局面を感じる。
右上:「トート」H25 × W40 × D16㎝ 18万6000円、左上:「スクエア ショルダー」H27 × W27 × D10㎝ 13万5000円、下:「トート」H38 × W33 × D16㎝ 19万円/すべてハンティング・ワールド(ハンティング ワールドジャパン)
ハンティング・ワールドは、バッグに加えウェアもシティ・エクスプローラーのために展開。MA-1は、イタリアの名門生地メーカーのハイクオリティナイロンを使用。
バッグはすべて上を参照。ブルゾン11万8000円、ストール2万3000円/ともにハンティング・ワールド(ハンティング ワールド ジャパン)

BATTUE SURPASS [バチュー サーパス]
これが、ハンティング・ワールドの歴史

過酷な環境下で旅の道具を安全に運ぶ、カメラやフィルムを湿気や土埃から守る。そんな理想のもと、’6 0 年代後半に創設者ボブ・リーが開発したアウトドアバッグに使い、後にブランド
のアイコン素材になったのがバチュー・クロスだ。自ら世界中を旅してテストを繰り返して確信した究極の強度は、2017年の今も健在。単なるファッションバッグとは意味が違うホンモノだから興味が湧くのだ。
上:サイズ以上に感じる収納力と使い勝手。まさに傑作といえる象徴的なショルダーバッグ。「キャリーオールM 」H26 × W38 × D9㎝ 14万5000円、下:アーカイブを手本に作られた新作。両サイドのファスナーを開くとそれぞれ3㎝ずつ拡張する仕様。旅に最高だ。「エキスパンダブルダッフル」 H27 × W50 ~ 56 × D2㎝ 24万円/ともにハンティング・ワールド(ハンティング ワールド ジャパン)
ゆったりしたフォルムのマウンテンパーカは、バチュー サーパスを連想させる配色がポイント。
バッグはすべて上を参照。パーカ10万円、靴参考商品/ともにハンティング・ワールド(ハンティング ワールド ジャパン)

BALBOA [バルボア]
カモフラ柄とナイロン素材の交差点

カモフラージュ柄をとびきり上質なナイロンで仕立てたことで、街の男が使えるソフィスティケイトされたルックスに。シティ・エクスプローラーにとっての最高の装備となってくれそうだ。

OXLEY [オクスリー]
真の男のためのモノグラム

ブランドの頭文字「H W 」をエンボスでモノグラムにしたレザーコレクション。冒険者の安息の場所のように「時が過ぎても変わらないもの」がそのテーマ。このジェンダーレスなトートはリバーシブルでも使えて、逆面は同色のスムースレザー。
右:オクスリー H32 × W40 × D15㎝ 11万円、左上:バルボア H26 × W42 × D17㎝ 8万8000円、左下:バルボア H40 × W28 × D14㎝ 7万8000円/すべてハンティング・ワールド(ハンティング ワールド ジャパン)
灼熱の砂漠か、はたまた南国のリゾートか。そんなデスティネーションを連想させるリネンシャツは、都会の夏にも利くアイテムだ。
バッグはすべて上を参照。シャツ3万7000円/ハンティング・ワールド(ハンティング ワールド ジャパン)

ハンティング ワールド ジャパン 

03-6380-9077
www.huntingworld.jp
 
柏田テツヲ=写真 葛西信博=スタイリング Kazuki Fujiwara(perle)=ヘアメイク

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