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2017.03.13

ファッション

「ヴィンテージデニム」の 第2次ブーム!洗っても色落ちしない!?

実は今、第2次ブームと言っても過言ではないくらいヴィンテージデニムが盛り上がっている。OC世代の青春時代は1990年代、空前のヴィンテージデニムブームだった。だから、その魅力がわかる人は多いと思うけど、ここで改めてその魅力と、失敗しない付き合い方を紹介。カムバック組は復習に、新人さんは予習に、それぞれ役立ててほしい。
 

Q.結局、ヴィンテージデニムの魅力って何?

A.現代に作れないものを、着られる楽しさ!
冒頭にして、核心を。ヴィンテージデニムの魅力とはズバリ、現代にはない雰囲気。
例えばこのリーバイスS501XXは第二次世界大戦中に作られたもので、尻ポケのステッチに刺繍ではなくペンキを使用したりと簡素化。物資が少なかった時代が反映されている。そんなところにロマンがあるのだ。ちなみにお値段なんと250万円…! でもちょっと待って、昔のブームの影響からか、ヴィンテージデニムは高いと思われがちだが、安いものは1万円台から手に入るから。
 

Q.買うときの注意点を教えて!

A.サイジングとリペア部分を確認!
試着してサイズの確認を忘れずに。ヴィンテージデニムは基本的にパッチのサイズ表記より縮んでいるし、パッチがないものもある。また、リペアデニムの場合はもうひとつポイントが。ダメージ箇所だけを補強すると、ほかの生地が引っ張られてもろくなる。だから、ダメージ箇所の周辺も補強しているのがベター。興味ある1本を見つけたら、お店に許可を取って、生地を裏返して補強の様子をチェックするのもいいだろう。
パッチのサイズ表記しかない際は必ず試着を!
写真右がリペアデニムの表面。左がその裏面。ダメージ箇所周辺まで補強していることがわかる。
 

Q.色落ちするから洗濯はNG。それって本当?

A.NO! 洗っても色落ちしない方法がある!
「せっかくいい感じに育てているのに変に色落ちしたら」と不安で洗濯できない人も多いはず。でもやっぱり洗濯したい。そんなときは、色落ちしない洗剤を使えば大丈夫。
300㎖ 3900円/ベルベルジン 03-3401-4666
BEYONDEXX (ビヨンデックス)
市販のデニム用洗剤には入っていない“色落ち防止剤”が含まれているから、汚れを分解してしっかり落としてくれるのにインディゴの色は落ちないのだ。
 

Q.コンディション抜群、サイズもぴったり。でも丈は短い。これは買い?

A.1本目なら、見送ろう
ヴィンテージデニムはどれも状態が異なり、理想の1本に出会うのが難しいのだが、初めてだったらムリに買わなくていい。初回から後悔して興味を失くしたら元も子もない。ただ、ハマって2本目、3本目と手を出して、コンディション重視の選びで、丈が短くてもよほどおかしくなければアリ。
丈が少し長ければ、ロールアップしても良し。納得いく丈のものを選ぶべし!
 

Q.クローゼットで最適な保管方法を知りたい!

A.男の顔もデニムも、変なシワは大敵(笑)
せっかく手に入れたヴィンテージデニム。普通に畳み置きすると折りジワがつくし、埃がたまり、シミの原因になることも。いい状態を保てるように保管して、長く愛用したい。いちばんいい方法は桐箱に入れて保菅すること。ただ、それは難しいから、スラックスのようにセンタープレスライン(デニムにはないが)に沿って畳み、吊るのが一番。顔もデニムも、変なシワは男前を台無しにするぞ。
どうしても出てしまう折りジワをなくすには、このように折って、吊るせばOK。
「いい年して、他人のお古をはくなんて」「ウンチクが多くて難しそう」など、躊躇することなかれ。今やヴィンテージデニムはマニアのためのものではない。これまで興味がなかったOC世代が続々手にしているのだ。ビギナー諸氏も、奥深いヴィンテージデニムの世界に入ってみない!?


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