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2017.01.23

ファッション

違いを知る大人のためのアウター「ケープハイツ」の魅力を知る

紡いでいく、最高の冬

春はケープコッドの海岸が美しく煌めき、秋はアパラチア山脈の華々しい紅葉が輝く。
海と山に囲まれたアメリカのニューイングランド州には、鮮やかな四季の移ろいがある。
そしてもうすぐ厳冬の季節……。彼の地で起こったケープハイツは、自然とともに歩んできた。
過酷な環境下でその技術力は磨かれ、そして英国人デザイナーの手により洗練を纏う。
心地良く、センス良く。最高の冬を紡ぐダウンアウターに身を委ねて、その魅力を改めて知る。

ケープハイツが追求する、洗練という美学

デザイナーの名はサイモン・オーツ。その使命は機能とファッションの融合だ。だからこそ、ブランドの中で最防寒を謳う「ブライトウッド」でさえ、デザインは徹底してシンプル&ベーシック。精悍な黒や流麗なシルエットに彼の美学が滲む。
ダウンコート8万7000円/ケープハイツ(グリニッジショールーム)、フリースベスト13万8000円/オーエンバリー、パンツ2万7000円/バレナ(ともにエストネーション)、ブーツ6万8000円/パラブーツ(パラブーツ 青山店)、グローブ1万3000円/グローブス(アメリカンラグシー 渋谷店)、手に持ったブランケット2万2000円/J . S . ホームステッド(ジャーナル スタンダード 表参道)

自然に、街に溶け込んでいくカラーパレット

自然との調和を前提にする。だからこそ、ケープハイツのカラーパレットはベーシックカラーが基本だ。米国でベストセラーを誇る「サミット」に採用したタンカラーは今季のイチ押し。独自素材である80/20クロスのレトロな風合いも相まって、優しく上品な印象が際立っている。
ダウンジャケット4万8000円/ケープハイツ(グリニッジ ショールーム)、ジャケット5万7000円/バレナ(エストネーション)、カットソー1万5800円/レインメーカー、デニム3万4000円/ビリー リード×ジャーナル スタンダード(ジャーナル スタンダード 表参道)

細部に宿るシティウェアとしてのセンス

高台(=ハイツ)から望む美しい岬(=ケープ)。そんな意味をブランド名に込めた三角ロゴを身頃の中央にあしらい、左胸のポケットデザインには同じく三角形の切り返しで表現する。コンパクトでシャープなシルエットで仕立てたオリーブの「ルタック」には、ケープハイツがこだわるシティウェアとしてのセンスに溢れている。
ダウンジャケット5万2000円/ケープハイツ(グリニッジ ショールーム)、ニット2万8000円/エストネーション、バッグ7万9000円/チンクワンタ(ともにエストネーション)、パンツ1万3800円/ J.S.ホームステッド(ジャーナルスタンダード 表参道)、ブーツ7万6800円/レインメーカー、サングラス7万7000円/アライド メタルワークス(リエート)

無条件に食指が動く、同世代という親近感

40歳。同世代のサイモン・オーツは僕らと同じようにトレンドや今の気分に敏感だ。だからこそ、その服に共感できる。トレンドのM A – 1型、レトロなパネルデザイン、定番色のネイビーカラー……。僕らの好きなエッセンスを掛け合わせた「ヴァンリアー」は、今季のニューモデルでデザイナーの自信作でもある。
ブルゾン3万7000円/ケープハイツ(グリニッジ ショールーム)、シャツ3万3000円/バグッタ、パンツ3万5000円/インコテックス(ともにエストネーション)

本物にこだわり、今の感覚にもこだわる

米国を象徴するアウトドアメーカーのモノ作りに携わってきたからこそ、紳士服のルーツにもこだわりがある。例えば、今季初登場となる「パクストン」ではアメリカンカジュアルの大定番、N-3Bをモチーフにシルエットやパターンを一から考え直し、フロントをマーブル調のボタンに変えて高級感を演出する。こうした真摯なもの作りこそ、ケープハイツの真骨頂だ。
ダウンコート7万5000円/ケープハイツ(グリニッジ ショールーム)、靴13万円/サントーニ(リエート)
 
【問い合わせ】
グリニッジ ショールーム
TEL:03-5774-1662
URL:www.greenwich-showroom.com

川田有二=写真 菊池陽之介=スタイリング TAKAI=ヘアメイク


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