2021.08.03
FAMILY

小さな子供を成長させる3つのあそび。コロナ禍でもできることを教育の専門家に聞いた

当記事は「ボーネルンドの教育・保育関係者のための情報サイト PLAYSCAPE」の提供記事です。元記事はこちら

今後も続くことが予想される「制限付き」の生活。今、そしてこれからの子どもたちの発達のために、家庭や教育・保育の場など日々の生活のなかで大人がするべきことを専門家の先生にお伺いしました。

前半に引き続き、今回も明星大学教育学部教授 星山麻木先生に伺ったお話をご紹介します。後半は「今だからこそ子どもと体験したいあそび」です。

 

おすすめのあそび①
抗重力運動

子どもたちのあそびに必要なものの1つが、揺れる・回る動作です。

室内にいてずっと座っていると、同じ姿勢でからだに負担がかかってしまうもの。揺れたり回ったりする「抗重力運動」を意識的に取り入れて、からだを動かしてみましょう。

揺れる・回るあそびの基本は子どもとふれあうこと。抱っこをして、最初はゆっくり揺れます。慣れてきたら抱っこしたまま大人がくるんとその場で一周回ってみるなど、お互い心地よく笑顔になれるくらいの揺れがちょうどいいと思います。

少し大きくなったら、ブランコ、ハンモック、トランポリンなど屋外でも体験できる、揺れる・回るあそびをたくさん見つけてみてください。

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おすすめのあそび②
自然の中でのあそび

私たち人間は、何億年もの間、自然の中で発達してきたということもあり、自然に身を置くだけで頭も体も心もほっとできるもの。

自然の中には指示や注意がありません。コンクリートの小さな箱の中で過ごすことを強いられている今だからこそ、人間らしさを取り戻す自然の中でのあそびが重要と言えます。

自然の葉っぱは一枚だって同じものはなく、観察するだけでも多様な学びにつながります。土や砂に触れながら夢中に掘るあそびをするのもよいでしょう。

広いあそび場がなくても、テラスに水遊びをするコーナーを設置する施設や、部屋の中に自然や植物を取り入れるところも増えてきました。

自然の中で試行錯誤して、失敗することにより、自分の中での発見・クリエイティビティ・次へのチャレンジの心、学びへの想像力・創造力が養われていくでしょう。

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おすすめのあそび③
大人も一緒に夢中に遊ぶこと

今後も、さまざまな「変化」に大人も子どもも対応しなければならず、不安定な状況が続くかもしれません。そういうときの処方箋として有効なのが、大人も子どもと思いっきり遊んでみることです。

その時、大人の世界に子どもを引き込むのではなく、大人が子どもの周波数にチューニングして一緒に遊ぶことが大切です。例えば器用でない方の手でブロックを積んで、失敗をするなど。同じ目線に立って夢中になって楽しむと、子どもにとって大人が「仲間」になります。

残念!や、できた!を一緒に体験をしながら、子どもを通じて大人も童心に戻れるから、子育てって楽しいのだと思います。

そしてあそびによって再発見できることがあり、子どもとの絆を深めることもできる。それが「あそび」の魅力なのだと思います。

まだしばらくは制限付きの生活が続き、子どもたちが自由に遊べない状況が続きそうです。大人がもっと子どもと一緒に遊べる時間を作ってみましょう。

マスクをして隠れているところをあてっこしたり、離れてできるラケットを使ったりと、わくわくするプレゼンテーションや環境づくりはどんな状況下であっても可能なはず。ぜひこのような状況下だからこそ、あそびの時間に工夫をしたいものですね。

 

星山麻木先生
明星大学教育学部教授。保健学博士。一般社団法人星と虹色な子どもたち設立。一般社団法人こども家族早期発達支援学会会長。日本音楽療法学会認定音楽療法士。ボーネルンドと共催した「発達サポーター育成講座」がスタート。

写真提供:ボーネルンド

記事提供:ボーネルンドの教育・保育関係者のための情報サイト PLAYSCAPE

# ボーネルンド# 子供# 遊び
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