2020.02.13
FAMILY

結局は赤の他人!? 妻が理解できない、夫と義父母のやりとり

モンスター夫

「モンスター夫が許せない」とは・・・

第5回では、夫と義父母(=夫の実両親)との関わり方の中で、妻たちが怒りや違和感を感じる例をご紹介します。

Q. 義父母への夫の対応で、カチンときた、頭にきた言動を教えて下さい。

「俺は長男で、お前は長男の嫁だからと、何かにつけて圧をかけられる」(茨城県・45歳)

「私が作った料理に対して、うちのおかんの味とは違う。弁当には冷凍食品なんて使ってなかった、と言われた」(千葉県・37歳)

「頻繁に来る姑が正直鬱陶しいので主人に言ったら『話する相手がおらんからおおめにみてやって~』と言われた。オマエが聞いてやれよ!と思った」(山口県・42歳)

「私の話はたいして聞かないのに、親の言うことはよく聞く。そのうえ、親と話したことを私にだけ話さない」(北海道・40歳)

「義両親の前では私に対する態度が大きくなり、喧嘩のときなど義両親を味方につけて私を責め立てる」(新潟県・35歳)

「夫婦喧嘩の内容や日々の生活のことを何でもかんでも向こうの親に言い、姑から文句の電話が来る。すべて私が悪いことになっていて言い返しても信用してくれない」(兵庫県・40歳)

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考え方や常識は家庭ごとに違うことを理解しよう

まず前提として、夫婦はいくら長年一緒に暮らしても、所詮は他人です。家庭ごとに環境や考え方はまったく違うもの。噛み合わないのは当たり前ですよね。

それを前提にして考えると、自分の家庭と妻の家庭の考え方や常識を比較して、そこが違っていたからといって批判したり「それはおかしい」と責めるのは意味がありません。

例えば、上のコメントの中にある「長男の嫁だからといって圧をかけられる」というのも、その家にとって長男が大事というのは、その家庭の勝手な事情。子供が女の子しかいない家庭にとっては「なぜ長男だからといってそんなに大事にされるの? 兄弟姉妹は平等でしょ?」という違和感しか感じません。

実際、この令和の時代になっても、家は長男が継ぐものと考えて、結婚するときに揉めるという話は、ない話ではありませんが、どうしても長男が家を継がなければならない事情があるなら、嫁が納得するように説明してほしいものです。

また、これもよくある話ですが、母親の料理と妻の料理を比べるのも、どうかと思います。料理は上手であるに越したことはありませんが、人によって向き不向き、得意不得意があるもの。料理があまり得意ではない妻にとっては、「母親の●●が美味しかった」などのひと言も、自分と比べられているようで、良い気持ちはしないという人もいるでしょう。特に深い意味はなく口に出した言葉が妻を傷付けている可能性があるので、家事や料理についての発言は慎重に……。

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夫はあくまでも妻の味方でいたほうが平和が保たれる

また、夫が自分の両親の味方ばかりするというのも、夫婦間で揉める大きな要因のひとつだと思います。例えば、私のママ友(40代・専業主婦・女の子3人のママ)は、義母がサバサバした性格で、裏表のないタイプ。わりとズケズケものを言う人で、「ちょっと最近太ったわね」などと、容姿のことをストレートに言ってくるのが以前から耐えられなかったとか。

そのことを夫に言うと「それほど深い意味はないから」と一蹴されたそうですが、どうしても納得できず、後日夫にそれがどれほど嫌なことか、改めて訴えたそう。それでやっと理解してくれたとか。

夫の側は、それほど大した発言ではないと思うことでも、義母から嫁に対しての発言には、夫は常に注意を払っておく必要があるでしょう。義母にどう思われているかというのは、嫁という立場では常に気になるものなのです。

さらに、何か嫌なことを言われて、それを夫に伝えたときに、夫が義母や義父の味方をしたら、それほどショックなことはありません。ましてや、上のコメントにあるように、義父母を味方につけて、3人で妻を責めるなどしたら、一生溝が残ること間違いなしです。

立場上、自分の母親の味方もしないわけにはいかず、板挟みになる辛さもあると思いますが、自分の親に対しても、妻に対しても、それぞれにいい顔をして、味方であるように振舞っておくのが、いちばん平和なのではないでしょうか。

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「モンスター夫が許せない」
夫が、特に深い意味はなく気軽に発した言葉や行動が、実は妻にとってはカチンとくることがある。それにより、知らず知らずのうちに夫婦の溝が深くなってしまっているかも。妻たちが「これは許せない」と感じるツボがどこにあるのか、子育て中の女性200人にアンケートを実施し、結果を見ながら、現役ママである筆者の解説を交えて紹介する。上に戻る

相馬由子=取材・文
編集者、ライター。合同会社ディライトフル代表。雑誌、ウェブ、書籍などの企画・編集・執筆を手掛ける。会社員の夫と小1の娘の3人家族。ここ数年は、子育てをテーマにした仕事を数多く手掛けている。

石井あかね=イラスト

ネオ・マーケティング=アンケート協力
※調査対象:既婚子持ちの35〜45歳の女性200人

# モンスター夫が許せない# 夫婦# 妻の本音
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