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2018.08.21

かぞく

3歳からのプログラミング教育。知育ロボ「アリロ」の実力は?


オッサンの秘密兵器! 37.5歳に贈るハイパー・ガジェットVol.22

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2020年から必修化される、小学校でのプログラミング教育。未就学の子供を持つ親としては、学校に行って戸惑うことがないよう、今のうちに家庭でのプログラミング教育を始めておきたいと思うのが人情に違いない。
そこで気になるのが、まだまだ数少ない未就学児向けのIT系知育トイである。その中から今回は、3歳から「プログラミング思考」を身につけられるという知育ロボ「alilo(アリロ)」を試してみた。

迷路ゲームで遊びながら、論理的な思考が自然と身につく

プログラミング教育を目的とした知育トイは各種あれど、そのほとんどは小学生以上が対象となっており、未就学児でも遊べるものは、まだまだ少ないのが実情。まだアンパンマンに夢中だったりする小さなお子様に、プログラミングの基本を教えるのは時期尚早という見方もあるだろうが、一方で「三つ子の魂百まで」なんてコトワザもあったりするのが悩ましいところだろう。
いったい、未就学児に対して、どのように「プログラミング」を教えれば良いのか? そんな疑問と不安を解消してくれるかもしれないのが、2018年の「経済産業省 ものづくり日本大賞特別賞」を受賞したアーテック社の「アリロ」(基本セット/1万8500円)である。

さまざまな遊び方ができるが、いわゆる「プログラミング思考」を身につけるための第一歩となるのは、付属のパネルを使い、アリロをゴールへと導く、一種の迷路ゲームだろう。
矢印や音符などが描かれたパネルは、ジグソーパズルのような形状になっている。ゲームの目的は、描かれた模様が示すルールに従い動くアリロを、「GO」から「FINISH」までたどり着けるようにパネルをつなげてあげること。

もっともシンプルな手順なら、「GO」、「矢印」、「FINISH」の順にパネルをつなげれば良いのだが。当然ながら、これで子供が満足できるはずがない。そこで、他のパネルをあれこれ組み合わせてみようとすると……これがなんとも、思うようにアリロが動いてくれないんですよね。


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