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2021.11.13

40代後半でもっとハマったバイク沼。きっかけの一台は「シェルコ・ST250」

Motorcycle Update▶︎バイクのある人生は素敵だ。お気に入りの一台に跨って、家を出るワクワク感。時を忘れてカスタムに興じる悦び。バイクを楽しむ大人たちをピックアップ!
■高野 隆さん(48 歳)

シェルコ・ST250
タカノタカシ。株式会社エドウインのリテール事業部で小売を担当。日本全国をまわり、各地で新店舗開拓やイベントを指揮する。
妻と高校1年生の娘の3人家族で埼玉県在住。休日はほぼ何かしらのバイクに乗っている根っからのバイク好き。Instagram: @takashi0808

■シェルコ・ST250(2016 年モデル)
シェルコ・ST250
シェルコ(SHERCO)は1998年に創業したフランスのモーターサイクルブランド。
今回紹介するトライアル競技用バイク、ST250はスペインのバルセロナ工場で生産されたもので、2003年に設立されたフランスの工場ではエンデューロ競技用バイクを生産する。
日本国内にはシェルコジャパンがあるが、まだまだレアなブランド。しかし、海外のトライアルやエンデューロ競技市場での人気は非常に高い。
ST250は国内では今や珍しい2ストロークの250ccエンジンを搭載し、保安部品をつけて公道も走れる。

■オンロードには少ない“操縦してる感”

18歳でバイク免許をとり、初めて買ったのは黒&赤に塗られたホンダ・VT250。VTでバイク便のアルバイトを始めたが、通常よりもはるかに酷使するため、その後バイクはカワサキのゼファー400に。なんと10万キロを走破したという。
「ある日、アルバイト仲間のYさんがオフロードバイクを持ってきたんですよ。『これに乗って、オレとオフロードに行こう!』って。
それに乗り、現在でも関東屈指のダートと言われる林道が続く御荷鉾(みかぼ)スーパー林道をYさんと走り、ハマりました (笑)」。
シェルコ・ST250
オンロードバイクには少ない“操縦してる感”を、危なくないスピードで体験したのが本当に楽しかったそうだ。
その後はオフロードの耐久レースであるエンデューロレースに参戦し、公道以外でもオフロードを満喫。
シェルコ・ST250
20代の頃からオフロードにハマっている高野さんの現在の愛車は、今いちばんお気に入りの写真中央の青いシェルコ・ST250、赤いホンダ・XR250(1995 年モデル)、黄色いレース用のヤマハ・YZ125X(2017年モデル)に加えてホンダ・スーパーカブ 90(年式不明)。
「このうち、公道を走れるのはXR250とスーパーカブ90です。ともにツーリングや、たまに保安部品を外してレースに出たりしますが、レース専用バイクも持っているのでレースはできるだけそちらでやるようにしています」。
シェルコ・ST250
スーパーカブ 90 では、2018年と2019年に2度、年越し宗谷岬ツーリング(!)に出かけた。スーパーカブは凍結防止仕様にモディファイ、タイヤはスパイクタイヤを自作した。


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