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2021.12.24

「電気のポルシェって実際どうなの?」ポルシェに直接聞いた5つの質問

ポルシェ初のフル電動スポーツカーとして登場した「タイカン」。
今回レポートするのはタイカンのベースモデル(後輪駆動モデル)。
「どんな車なの?」「ほかのEVと違う?」「速いの?」などと興味を持ちながらも、まだその真価を知らない人も多いはず。
なので実際にタイカンに乗り込み、誰もが気になる5つの質問をポルシェに直接聞いてきた。「電気のポルシェって、実際どうなんですか?」。

タイカンの詳細はこちら!

Q1. 電気でも“ポルシェらしい”走りを楽しめる?



A:新次元のポルシェらしい走りに、きっと感動します。


エンジン(内燃機関)を動力としている車は、空気と燃料を混合し点火するなど、いくつかの工程のあと、ようやくエンジンのトルクが発生して駆動力となる。

一方、EVはモーターが通電すればトルクが発生する。つまりタイカンは発進する際に必要なトルクを、それこそアクセルを踏んだ瞬間から発生させることができ、0-100km/hまでたった5.4秒で到達するのだ。
トップグレードの「タイカン ターボ S」なら、0-100km/hはなんと2.8秒だ。
しかしタイカンのポイントは、そんなスピードドライビングをしなくても十分に楽しい点にある。
例えば海や山に出かける際、途中の高速道路やフィールドまでの峠道で、いつもよりほんの少しだけ多めにアクセルを踏んでみる。

するとフロントにエンジンを持たない後輪駆動で、なおかつ重心が低いワイドアンドローなタイカンは、予想以上の軽快さで、思った通りのコースを描いてコーナーを抜けていく。

「あれ? 運転が上手くなった?」と錯覚するほどの一体感を、日常でも感じることができるのだ。

ルーフからリアに流れる滑らかな傾斜、力強いリアのショルダーなど、見惚れるようなタイカンのフォルムは、優れた空力特性も併せ持っている。
その美しいスタイリングは個性的でありながら、911に通じるポルシェのアイデンティティを継承している。



さらに、タイカンのポルシェらしい走りを語るために欠かせないのが、“宇宙一止まる”とも形容されるブレーキ。

鋳鉄製ブレーキディスクとセラミックコーティングを組み合わせた「ポルシェ サーフェスコーテッドブレーキ」(オプション)が、痛烈無比にタイカンを制動。

ドライブを楽しむために欠かせないこの安心感が、誰もがタイカンを楽しめるという証左であると言える。
運転席から助手席まで水平に繋がるダッシュボードは、紛れもなく911のコクピットを連想させる。
そして、タイカンに搭載されている「ポルシェ エレクトリックスポーツサウンド」(オプション)の、フゥオオオ〜ンというエモーショナルなサウンドを聞きながら加速すれば、紛れもなくポルシェを走らせていると実感できるだろう。
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