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2020.12.29

2020は進化の年だったメルセデスのGLファミリー。各種の個性を知って正しい選択を

メルセデス・ベンツのSUVの車名に「GL」が付くようになったのは2015年以降。Sクラス相当のSUVがGLS、Eクラス相当がGLE、という具合に表記されるようになった。

世界的なSUV人気を受け、次々と新しい「GLファミリー」が登場してきたが、特に2020年はフルモデルチェンジした3車種に加え、新型も登場という豊作年となった。
そんなGLファミリーの“2020年の顔”を振り返ってみよう。
 

■「GLS」

 

まず3月23日にフルモデルチェンジしたのが、GLファミリーの頂点である「GLS」だ。
最高出力330ps/最大トルク700N・mという、同社でもっともパワフルな3Lディーゼルターボを搭載した「GLS 400d 4マチック」と、最高出力489/最大トルク700N・mを発揮する4Lガソリンツインターボにモーターを加えたマイルドハイブリッドシステムを積む「GLS 580 4マチック」がラインナップ。
いずれも全長5.2mを超える巨艦を軽々と走らせるには十分なパワートレインだ。

ここに同社独自の4WD「4マチック」と、路面状況に瞬時に対応するエアサスペンションが標準で備わる。オンロードでは滑らかな乗り心地を、ワインディングでも左右に大きく揺さぶられることがなく、悪路ではマイルドな乗り心地を提供してくれる。
3列目でも身長194cmが座れるなど、7人がゆったり座れる室内空間には、ラグジュアリーSUVに相応しい仕様&装備がたっぷり。まさに背が高くて、荒れ地もガンガン走れる“Sクラス”なのだ。
 

■「GLEクーペ」


6月11日に発表された「GLEクーペ」は、「GLS」と同じ3Lディーゼルターボと4WDシステムや足回りが与えられたほか、高速走行時に車高を下げる機能が加えられている。
Sクラスよりスポーティに走れる、EクラスクーペのようなSUV、というわけだ。


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