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2020.11.03

スモールSUVのお手本的存在。VWのTクロスかTロック、どっちが好き?

「小は大を兼ねる! スモールSUVの世界」とは……
フォルクスワーゲンの初代「ゴルフ」(1974年)は、のちのコンパクトカーのあり方を変えるエポックメイキングなモデルだった。
この「ゴルフI」の登場から40年以上経過した現在でも、「ゴルフをベンチマークにした」という話を聞くほど、フォルクスワーゲンのコンパクトカーは世界中でお手本にされている。

ではSUVはどうか?
トヨタ「ランドクルーザー」、ジープ「ラングラー」、ランドローバー「レンジローバー」など、それぞれのジャンルにお手本となるようなモデルはあるが、スモールSUVにはまだベンチマークとなるようなモデルは存在していないかもしれない。
去年と今年立て続けに発表されたフォルクスワーゲンのスモールSUVは、この領域でも、今後お手本的存在になる、かもしれない。

ベンチマークの最有力?
「Tクロス」

全長4115×全幅1760×全高1580mm。
2019年11月に日本での販売がスタートした「Tクロス」は、今後のスモールSUVというジャンルのなかでひとつのベンチマークになるかもしれない。
そんな思いが浮かぶほど、生真面目に作られたモデルだ。

プラットフォームは乗り味や操作性に定評のある「MQB」を採用。そこに「これぞSUV!」という、スクエアで肉厚なボディが載り、ぱっと見はコンパクトさよりもSUVらしい力強さを感じる。
着座位置は高めで“運転中も遠くまで見通せる”というSUVの基本をしっかり押さえている。直線基調のシンプルなインテリアは開放的で視覚的な窮屈さを感じない。
飽きずに長く付き合えそうな雰囲気だ。

もし、ちょっとシンプルすぎると感じるなら、「TSI 1stプラス」のデザインパッケージがオススメだ。オレンジやグリーンのアクセントカラーが内外装に施され、アクティブな雰囲気を楽しめる。


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