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2020.06.30

三菱の初代「パジェロ」。SUVの歴史に欠かせない功労車

「人気SUVの初代の魅惑」とは……

三菱自動車:初代「パジェロ」

新型スズキ「ジムニー」が1年以上の納車待ちになるほど人気を集め、トヨタ「RAV4」が久々に国内市場へ復活した2019年。
かつてスキー場へデートに行くなら彼女にいちばん喜ばれたと言われるほど人気を集めた三菱「パジェロ」が、密かに国内販売を終了した。
1982年に登場すると、毎年のようにバリエーションを増やしていった「パジェロ」。写真は1983年登場のハイルーフ仕様。当時3ナンバー車は自動車税が5ナンバー車の約2倍するほど「贅沢品」と考えられていたため、5ナンバー車もいち早く用意した。
SUV市場がますます活況を呈していく中での引退は、「ゆく河の流れは絶えずして〜」という方丈記の一節を、学生時代以来に思い出してしまった。
河には常に水が流れているけれど、そこに流れるのは同じ水ではない。


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