OCEANS

SHARE

2020.06.16

DSオートモビルが「 E-TENSE」を発表 2035年の車が楽しそう!

1955年のパリサロンでシトロエン「DS19」が発表されると、「まるで宇宙船が舞い降りたような車だ」と人々は驚いた。
さらに、その見たこともない車には、従来の車にはない「ハイドロニューマチック・サスペンション」が備わっていると知るや人々はさらに熱狂し、発売初日だけで1万2000台もの注文が殺到したという。
DSオートモビルが発表したコンセプトカー「DS X E-TENSE」。
そんな「DS19」という伝説的なモデルの、イノベイティブでアバンギャルドな価値を継承するブランド、DSオートモビル。
あの衝撃から約60年後の2018年、同じくパリサロンでEVスポーツコンセプトカー「DS X E-TENSE」を発表し、再び世間を驚かせた。

左サイドのバタフライドアを開ければシートは一座、右サイドのガルウイングドアを開ければ前後に一座ずつという、3人乗りの左右非対称のフォルム。バタフライドアの左サイドにルーフはないが、右サイドはクリアガラスで覆われている。
もちろん「DS19」同様、世間を驚かせたのは見た目だけではない。
「DS X E-TENSE」はまず100%電気で走るスポーツカーだ。DSオートモビルは2015年から電気自動車のF1ともいうべき、フォーミュラEに参戦しているが、当然ここでの知見が活かされている。さらに左右非対称はボディだけでなく、“ドライブ”自体も左右で分けられているのだ。


2/2

次の記事を読み込んでいます。