2019.06.03
CAR

4ドアセダンの頂上決戦! 世界最高乗用車はBMWか?メルセデスか?

言うまでもなく乗用車とは、「人を乗せるための車」であり、セダンやコンパクトカー、ミニバン、SUVとその車種は多岐にわたる。

また、低価格なものから、超高級なものまで、クオリティもプライスレンジも広い。では「世界最高乗用車」とは何を指すのか?

発売されたばかりの新型3シリーズか、昨年「Cクラス史上、最も大規模なフェイスリフト」を果たしたCクラスか。

発売されたばかりの新型3シリーズか、昨年「Cクラス史上、最も大規模なフェイスリフト」を果たしたCクラスか。ブランドの看板商品にして、Dセグメント最高峰の戦い。その出来栄えははたしてどうだ!?


何がどう進化した?
3シリーズ VS. Cクラス3番勝負

BMW 3シリーズ

BMW 3シリーズ
グレード:330i Mスポーツ
ボディサイズ:全長4715×全幅1825×全高1430mm
燃費:15.7km/L(JC08モード燃費)
総排気量:1998cc 乗車定員:5名
価格:632万円〜

販売開始されたばかりの7代目となる3シリーズの新型。一番のハイライトは新しいシャシーになり、走行性能が高まり、よりBMWらしいスポーティな走りが楽しめる点。さらには、フラッグシップからの流れを組む「BMW ジェスチャー・コントロール」やBMW初となるAI機能を搭載。エンジンは最高出力184PSの2L直列4気筒ツインスクロール・ターボを積む。


メルセデス・ベンツ Cクラス

メルセデス・ベンツ Cクラス
グレード:C180 アバンギャルド
ボディサイズ:全長4690×全幅1810×全高1425mm
燃費:14.3km/L(JC08モード燃費)
総排気量:1595cc 乗車定員:5名
価格:495万円〜

昨年の7月に日本で発売された4代目のビッグマイナーチェンジモデル。前後バンパーの形状が変わり左右のエアインテークが大型化したことで、顔立ちはよりアグレッシブなものに。試乗車は最高出力156PS、最大トルク250Nmの1.6L直列4気筒ターボと滑らかかつ正確にギアチェンジを行う9速ATを組み合わせるパワートレインを積んだC180。


勝負1 最新技術はどうだ?

BMW 3シリーズ AIやリバース・アシスト機能でより快適性がUP
[上]AI機能、[下]リバース・アシスト機能

BMW 3シリーズ
AIやリバース・アシスト機能でより快適性がUP
BMW初となるAI機能「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」を導入。「OK, BMW」と呼びかけると起動し、音声会話のみでナビの目的地設定などが可能となる。「リバース・アシスト」なる“バックの自動運転”は、35km/h以下で走行した道筋を、直近50mまで記憶してくれる。そして、7シリーズでも導入された「BMW ジェスチャー・コントロール」も搭載。これはまだ他社にはない機能で、予め設定された手の動きをディスプレイの前ですることで、音量調整や電話応答などが行えるのだ。


メルセデス・ベンツ Cクラス 強化されたセンサーシステムで運転支援の精度がUP
[左]交通状況を的確に把握、[右]車線変更も自動で安全に

メルセデス・ベンツ Cクラス
強化されたセンサーシステムで運転支援の精度がUP

最も進化したのは運転支援システム「インテリジェントドライブ」だ。ステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーによって周囲の交通状況をより的確に把握できるようになり、機能が大きく強化され、Sクラスと同等の性能を持つ。ウインカーを点滅させたあと、センサーで周囲の安全の確認がされると、自動で車線変更する「アクティブレーンチェンジアシスト」や、前走車を追従するクルーズコントロールには、自動停止後、30秒以内であれば自動再発進する機能を追加。安心・快適に運転できる機能が格段に向上した。

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勝負2 走行性能はどうだ?

BMW 3シリーズ 車の基本である身体能力が向上
剛性UP!軽量化にも成功

BMW 3シリーズ
車の基本である身体能力が向上
サスペンションはしなやかに、そしてボディ剛性が飛躍的に高まった。加えてシャシーの55kgの減量にも成功し、これまで以上に軽快なフットワークとキレのいいハンドリングを獲得。車の基礎体力をしっかりと向上させ、BMWらしいピュアに走りを楽しめる仕上がりとなった。走りにこだわる車が指標とする50:50の前後重量配分も堅持。


メルセデス・ベンツ Cクラス 新技術を採用したパワートレインで低速域からの力強い走りが魅力
加速がスムーズでスポーティ

メルセデス・ベンツ Cクラス
新技術を採用したパワートレインで低速域からの力強い走りが魅力

「C200 アバンギャルド」のパワートレインには、新開発の1.5L直列4気筒ターボエンジンに加え、Eクラスでも採用される「BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)」と「48V電気システム」を導入。これは回生ブレーキなどで発電した電気によって、動力補助を行ってくれるもので、スムーズな加速を実現し、スポーティな走りに寄与している。


勝負3 居住空間/荷室はどうだ?

BMW 3シリーズ フラッグシップと共通のデザイン言語でラグジュアリー感はまさに世界最高峰

BMW 3シリーズ
フラッグシップと共通のデザイン言語でラグジュアリー感はまさに世界最高峰
昨年発売された8シリーズ クーペと共通のイメージによって造られたインテリアは、申し分ない高級感。コックピットに座ってまず感じるのは重厚感のあるステアリングホイール。他社に比べ、ひと回りくらい太く、グリップしやすいのが特徴だ。先代よりサイズアップしたこともあり、後席の足元のスペースによりゆとりが生まれた。荷室容量は通常時で480L。


メルセデス・ベンツ Cクラス 実用的で洗練されたコックピットはドライバーにとって最高に心地いい空間

メルセデス・ベンツ Cクラス
実用的で洗練されたコックピットはドライバーにとって最高に心地いい空間
センターディスプレイや空調部分は無駄のないシンプルな造りに。その分、ステアリングスイッチでほとんどの操作が可能。簡素ではなく、洗練された印象だ。わずかに3シリーズよりも全長が短いため、後席は若干狭くなるが、質感のいいソフトなシートがそれをカバーしてくれる。ラゲッジスペースは通常時で455L。セダンと考えれば必要十分な広さだ。


大隅祐輔=編集・文

# BMW# メルセデス# 乗用車
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