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「7人乗りSUV」はミニバンに取って代わる? 輸入フルサイズと国産ミドルクラスで検証。

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祖父母から子供までみんなで乗れる、仲のいい家族同士で乗れる、家族5人で乗ってもまだまだ荷物がたくさん積めるなど、利便性と居住性の高さで人気のミニバン。しかし近年、そんなミニバンに取って代わろうとする「7人乗りSUV」が多数リリースされている。

そこで今回は、輸入車のフルサイズSUV代表、メルセデス・ベンツのGLSとまさにミニバン嗜好の人に対する、もうひとつの選択肢としてリリースされたマツダ CX-8を題材に、7人乗りSUVはミニバンの代わりとなるか、検証してみた。

メルセデス・ベンツ GLSとマツダ CX-8


MERCEDES-BENZ GLS
メルセデス・ベンツ GLS

Sクラス並みのラグジュアリー性と、先進技術を搭載していることを強調するため、新たにGLSの名がつけられたメルセデス・ベンツ GLS。

ボディサイズ:全長5140×全幅1980×全高1850mm
燃費:8.2〜12.4km/L(JC08モード)
総排気量:4663cc 乗車定員:7名 価格:1091万円〜

2006〜’15年まで製造されていたGLクラスが大きくフェイスリフトされたのと同時に、Sクラス並みのラグジュアリー性と、先進技術を搭載していることを強調するため、新たにGLSの名がつけられた。走行状況に応じてダンパーの減衰力、車高などが自動調整される「アダプティブ・ダンピング・システム・プラス」や数種の運転支援技術を標準で装備。


大人が乗ってもゆとりある3列目、最大2300Lまで広がる荷室
箱型に近いボディフォルムのおかげで、3列目に大人が乗っても頭上には余裕があり、圧迫感はほとんど感じない。カップホルダーはひとつしかないが、そのぶんアームレストがきちんと設けられている点がうれしい。3列目シートは可倒式で、荷室脇に設けられているボタンを押すだけでフルフラットになる。かなりの広さだ!


高い環境性能と路面に対する適応力を両立
最高出力258PS、最大トルク620Nmの3.0L V6 BlueTECと455PS、700Nmの4.7L V8ツインターボBlueDIRECTという2種類のディーゼルエンジンが用意される。それらに9速ATと4WDが組み合わさり、フルサイズSUVとは思えない環境性能と、あらゆる路面に対する適応力を両立させた。センターコンソールにあるコントローラーで6つの走行モードが選べ、悪路走破性にも優れる。


あえてトレンドに反した、直線基調のエクステリア
昨今の主流である丸みを帯びたスポーティさ重視のSUVに対して、直線基調のGLSは大型のボディも相まって迫力満点だ。新型の登場でGクラス人気により拍車がかかっているが、GLSにはGクラスにはないモダンさ、すでに紹介した居住性の高さがある。ちなみに、オプションでサイドステップをつけることも可能。フルサイズゆえ、シート位置が高いので、あると乗り降りがとても楽になるのだ。


遊べる、快適、格好いい!
まだまだあるぞ7人乗りSUV【輸入車編】

VOLVO XC90 ボルボ XC90 PEUGEOT 5008 プジョー 5008 LANDROVER DISCOVERY SPORT ランドローバー ディスカバリー スポーツ

VOLVO XC90 ボルボ XC90
2014年のボルボ新時代の幕開けと同時に登場した2代目のXC90。7人乗りを展開する点は先代と同様だが、武骨なプロポーションが刷新され、機能性とシンプルさを重んじるスカンジナビアデザインを特徴としている。贅を尽くした広い車内は、これ以上ない快適性を持つ。789万円〜。

PEUGEOT 5008 プジョー 5008
もともとはシトロエン グランドC4ピカソと多くを共有するミニバンとして展開されていた5008。2017年のモデルチェンジを経て、SUVスタイルの逞しいボディに変更された。全長4640mmと比較的小型だが、3列目のシートを倒せば、最大2150Lまで荷室を拡大できる。404万円〜。

LANDROVER DISCOVERY SPORT ランドローバー ディスカバリー スポーツ
フリーランダー2の後継に当たるディスカバリー スポーツ。最大の特徴は、全長4599×全幅2173×全高1724mmとボディがコンパクトなのにもかかわらず7人乗り設定を可能にした点だ。エンジンは2.0Lのディーゼルとガソリンがあり、前者の燃費は14.4km/Lを誇る。593万円〜。


MAZDA CX-8
マツダ CX-8

マツダの日本国内向けSUVにおける最上位モデルMAZDA CX-8 マツダ CX-8。

ボディサイズ:全長4900×全幅1840×全高1730mm
燃費:11.6〜15.8km/L(WLTCモード燃費)
総排気量:2188〜2488cc 乗車定員:7名 価格:298万4400円〜

マツダの日本国内向けSUVにおける最上位モデル。近年のマツダ車は内外装の精緻な造り込みのみならず、ボディカラーも特徴的。今回の試乗車はマシーングレープレミアムメタリックと呼ばれるもので、派手に光を反射するのではなく、太陽光を受けるとしっとりと輝く印象だ。隅々まで品良くまとめられている1台。バカ売れなのも納得だ。


ホールド性が高いシート、気の利いた小物入れ&サブトランク
GLSよりもボディがひと回り小さいため、広さだけを比較するとやや3列目に狭さを感じてしまうものの大人でも十分乗れるし、ふっくらとしたシートのホールド性は高く、快適さは申し分なし。3列目シートのカップホルダーの隣に小さな小物入れがあったり、荷室のフロア下に深さ307mmのサブトランクが備わっていたりと、とにかく気が利いているのだ。


新しいエンジン、精度が高まった足回りと内装
これまでクリーンディーゼルエンジン車のみのラインナップだったが、マイナーチェンジを経て、新たにガソリンエンジンモデルのSKYACTIV-G 2.5と、シリーズ初のターボエンジンを積むSKYACTIV-G 2.5Tが仲間に加わった。足回りやセンターコンソールに配置されたコントロール類のデザインも変更されており、走り、意匠ともにより精度が増している。


メリハリのある美しいプロポーション
どっしりとしたフォルムを一見すると、大柄なように思えるのだが、CX-8の全幅はひとクラス下のCX-5とほぼ同じというのは驚きだ。これは細い道路が多い都市部での移動を考慮したマツダなりのこだわりと思われる。また、ミニバンに匹敵する居住性を持ちながら、シャープなキャラクターラインや流麗な曲線など、都会に映えるスタイリッシュさがとにかく追求されている。


遊べる、快適、格好いい!
まだまだあるぞ7人乗りSUV【国産車編】

HONDA CR-V ホンダ CR-V MITSUBISHI OUTLANDER 三菱 アウトランダー NISSAN X-TRAIL 日産 エクストレイル

HONDA CR-V ホンダ CR-V
コンパクトSUVのヴェゼルの販売が好調な最中、先日発表された新型CR-Vはそれと差別化するために、最低地上高を先代に対し40mm引き上げるのと同時にボディを若干大型化した。SUVとしてのキャラクターが色濃くなった。5人乗り仕様も用意される。323万280円〜。

MITSUBISHI OUTLANDER 三菱 アウトランダー
2018年8月にマイナーチェンジされたばかりの2代目アウトランダー。ヘッドライトやラジエーターグリルをはじめとする内外装のデザインが変更されるとともに、衝突被害軽減ブレーキシステムと誤発進抑制機能が標準装備された。7人乗りはガソリン車のみの設定。266万8680円〜。

NISSAN X-TRAIL 日産 エクストレイル
運転支援技術を豊富に備えている日産。同一車線自動運転技術の「プロパイロット」は、ドライバーに代わってアクセル、ブレーキ、ステアリングを自動制御することで、高速道路で負担を感じる渋滞走行と長時間の巡航走行時の疲労を軽減してくれる。219万7800円〜。


清水将之(mili)=写真 大隅祐輔=文

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