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2019.01.27

7人乗りSUVを輸入車&国産車で検証。これはミニバンよりも便利かも?

祖父母から子供までみんなで乗れる、仲のいい家族同士で乗れる、家族5人で乗ってもまだまだ荷物がたくさん積めるなど、利便性と居住性の高さで人気のミニバン。しかし近年、そんなミニバンに取って代わろうとする「7人乗りSUV」が多数リリースされている。
そこで今回は、輸入車のフルサイズSUV代表、メルセデス・ベンツのGLSとまさにミニバン嗜好の人に対する、もうひとつの選択肢としてリリースされたマツダ CX-8を題材に、7人乗りSUVはミニバンの代わりとなるか、検証してみた。
メルセデス・ベンツ GLSとマツダ CX-8
 

MERCEDES-BENZ GLS
メルセデス・ベンツ GLS

Sクラス並みのラグジュアリー性と、先進技術を搭載していることを強調するため、新たにGLSの名がつけられたメルセデス・ベンツ GLS。
ボディサイズ:全長5140×全幅1980×全高1850mm
燃費:8.2〜12.4km/L(JC08モード)
総排気量:4663cc 乗車定員:7名 価格:1091万円〜
2006〜’15年まで製造されていたGLクラスが大きくフェイスリフトされたのと同時に、Sクラス並みのラグジュアリー性と、先進技術を搭載していることを強調するため、新たにGLSの名がつけられた。走行状況に応じてダンパーの減衰力、車高などが自動調整される「アダプティブ・ダンピング・システム・プラス」や数種の運転支援技術を標準で装備。
 

大人が乗ってもゆとりある3列目、最大2300Lまで広がる荷室
箱型に近いボディフォルムのおかげで、3列目に大人が乗っても頭上には余裕があり、圧迫感はほとんど感じない。カップホルダーはひとつしかないが、そのぶんアームレストがきちんと設けられている点がうれしい。3列目シートは可倒式で、荷室脇に設けられているボタンを押すだけでフルフラットになる。かなりの広さだ!
 

高い環境性能と路面に対する適応力を両立
最高出力258PS、最大トルク620Nmの3.0L V6 BlueTECと455PS、700Nmの4.7L V8ツインターボBlueDIRECTという2種類のディーゼルエンジンが用意される。それらに9速ATと4WDが組み合わさり、フルサイズSUVとは思えない環境性能と、あらゆる路面に対する適応力を両立させた。センターコンソールにあるコントローラーで6つの走行モードが選べ、悪路走破性にも優れる。
 

あえてトレンドに反した、直線基調のエクステリア
昨今の主流である丸みを帯びたスポーティさ重視のSUVに対して、直線基調のGLSは大型のボディも相まって迫力満点だ。新型の登場でGクラス人気により拍車がかかっているが、GLSにはGクラスにはないモダンさ、すでに紹介した居住性の高さがある。ちなみに、オプションでサイドステップをつけることも可能。フルサイズゆえ、シート位置が高いので、あると乗り降りがとても楽になるのだ。


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