僕らの好きな街で着るアウトドア Vol.28
2017.12.10
CAR

ミドルサイズSUVの旨味をドイツメーカー3社の最新モデルで検証!

活況を極めるSUV市場。中でも、各社の技術の粋を結集した基幹モデルをベースに作られるミドルサイズSUVは、もっとも“美味しい”カテゴリーと言えるかもしれない。果たしてその見解は本当か。フルモデルチェンジしたばかりのアウディ、BMW、メルセデス・ベンツの最新モデルから検証してみたい。

 

アウディ Q5

同社の主力モデルであるA4をベースにしているQ5が、はじめてのフルモデルチェンジを行った。昨年、A4が新世代へ移行した直後だけに、そこで使われた新技術が早速採用されている。

さまざまな素材を組み合わせてボディを作る「MLB Evo」による軽量ボディや、メーターパネルがナビとしても使える「バーチャルコクピット」など、アウディの旬な技術が詰め込まれている。まさに“美味しい”SUVだ。657万円

新しいプラットフォームを採用してホイールベースが伸びた分、室内はさらに広くなり、荷室は最大で1550ℓの荷物が積める。

デザインテイストはすべてのモデル共通だが、自動で先行車との車間距離を保持するトラフィックジャムアシスト付きアダプティブクルーズコントロールやパーチャルコクピットなど、まだほかのモデルに採用されていない機能が備わっている。

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BMW X3

同社のミドルサイズSUVを牽引するのは、このマーケットを開拓したX3。言わずと知れた3シリーズをベースに誕生したモデルだ。

2004年に投入された初代X3は、マーケットがまだ確立されていなかったことから、販売に半信半疑だった人も多かった。しかし、「BMWのSUVは欲しいけれどちょっと大きい」というユーザーを狙った戦略が成功しマーケットを開拓。ヒットモデルにつながったのである。

今回のX3は、あらかじめ設定して認識させた手の動きをナビ画面に向かってジェスチャーするだけで、音量調整などができる「ジェスチャーコントロール機能」を搭載。

フラッグシップの7シリーズが先行採用した最新装備が即採用されるのは、やはりこのクラスのマーケットの大きさを睨んでのもの。人気カテゴリーに対する期待値の大きさが、そのまま性能に直結しているのである。639万円〜

SUVであってもBMWらしいスポーティなドライビングフィールは健在。さらに、フルタイム4WDがオン、オフロード問わず優れた走行性能を発揮。さらに、静寂性が格段に向上している。

7シリーズにしか搭載されていなかったジェスチャーコントロール機能をXシリーズでは初めて装備。

エンジンは万能タイプの2ℓガソリンと、強い加速感と17㎞/ℓの高燃費が手に入るディーゼルの2種類が用意される。

ラゲッジ容量は、先代よりも70ℓも拡大され、通常時で550ℓ、シートを倒すと最大で1600ℓの荷物を積むことができる。

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メルセデス・ベンツ GLC

GLCはその名のとおり、CクラスベースのSUVである。かつてCクラスは「小さいベンツ」と呼ばれていたが、現在はメルセデスを支える中心モデルとなっている。

つまり、Cクラスにはメルセデスの技術が集約されるわけで、最新の安全装備を備え、走行性能や快適性、どれをとっても高水準である。遊びにも使えるSUVの利便性とメルセデス・ベンツの技術が詰まったCの性能。その2つが味わえる贅沢なクルマ、それがGLCなのである。602万円〜

1ラゲッジ容量は通常時で550ℓ、シート可倒時は1600ℓとなる。全長は短くてもほかのライバルと同サイズの収納スペースを確保。

インテリアは完成度の高いCクラスの機能的なデザインを取り入れ実用性も高い。

メルセデス初となる、直列4気筒ターボガソリンエンジン×電子制御9速A/Tは、高い動力性能と環境性能を実現させた。

 

各社、エース級をベースに、持ちうる技術と知恵を注ぎ込んでいるコンパクトSUV。最激戦区のマーケットで鍛え上げられたモデルだけに、各車の性能とポテンシャルに疑う余地はない。結果、正真正銘コンパクトSUVは旨味が凝縮した車ということだ。

 

大子香山=写真

# BMW# SUV# アウディ# メルセデス・ベンツ
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