ウェルメント株式会社 代表取締役CEO 村本 充さん
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すべての写真を見る年間220日、夜明けとともに海へ出る。それがウェルメント株式会社代表・村本充さんの朝だ。SUPのパドルを握りながら水平線を眺め、仕事のアイデアを練る。
AIとウェルネスを掛け合わせ、人々の生き方を変えようとしている人間が、誰よりもウェルネスな暮らしを送っていた。
「理想の自分を“見る”体験が、人を動かす」
——ウェルメントを立ち上げるまでは、どんな道のりでしたか?20代は航空会社のシステム部門で最新ITの導入プロジェクトを手掛け、30代はIT専門商社で海外の未発売製品を発掘して日本市場へ展開する仕事をしていました。ただ、「自分でゼロから何かを作りたい」という思いだけは、ずっと持ち続けていたんです。それで、2024年に現在の会社を創業しています。
——会社の核となる「MyCast」は、どんな発想から生まれたんですか?映画『レディ・プレイヤー1』という作品をご存じですか? 自らの姿をアバターに変え、理想の自分として生きるVRの世界を描いた作品です。劇中でアバターを通じて自信を取り戻し、行動が変わっていく主人公を観たとき、「これはウェルネスそのものだ」と思いました。理想の自分を「見る」体験が、人を動かす。それがMyCastの原点です。MyCastは「Experience」「Life」「Studio」という3つのサービスで構成されています。
現在開発中の「MyCast」のUIイメージ。MyCastは「体験が、人生を変え、未来をつくる。」がコンセプトの、体験と行動をつなぐ次世代型ウェルビーイングアプリだ。自己成長、健康習慣、キャリア、人間関係など、人生のあらゆるテーマを扱い、仮想体験を通じて新しい自分の可能性が発見できる。誹謗中傷や他者との比較のないポジティブなSNSコミュニティも実装予定で、ユーザー同士が応援し合いながら自己実現を目指せる環境をつくる。
Experienceは動画広告の登場人物を視聴者自身の顔にスワップして入れ替え、「自分が出演している映像」として視聴体験できるサービスです。昨年末に行った千葉大学との共同研究では、通常9割がスキップされる動画広告を、参加した学生全員が最後まで視聴するという結果が出ました。画面の中に「理想の自分」がいる。それだけで、人は画面から目が離せなくなるんです。
Experienceで見つけた理想の自分を現実へ引き寄せるのがLifeです。未来の自分像をショート動画で可視化し、そこにいたるまでのKPIをAIが自動設計。AIコーチが伴走しながら、理想の自分に向かって仲間と一緒に成長できる場所となる想定です。
Studioは動画制作と多言語展開を担います。プレゼンが苦手、英語が苦手な人でも、自身の分身であるAIアバターが代わりに話してくれたり、多言語発信できたりと、自分では“できないこと”を“できること”に変える機能を備えています。
3つが連動して初めて人を動かすサイクルが回り始める。当社のミッションである「ウェルネスとエンターテインメントで人々にウェルビーイングを」を体現するプロダクトとして、年内の一般リリースに向けて開発を進めています。現在は一部機能を先行させて、企業や自治体向けに展開中です。
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