スーツ=古着 カットソー=サンスペル スニーカー=トラヴィス・スコット × ナイキ メガネ=ノチノオプティカル サスペンダー=不明
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すべての写真を見る スタイリストとして独立後、スーツの聖地サヴィル・ロウがあるロンドンを拠点に活動。その頃から自分なりにスーツを楽しんでいたという。
「とはいえ若かったから、オーダーできるほどの格はなかった。それに正統な英国スーツスタイルより、米国に移住したイギリスやイタリアの移民の格好が好きだった。
その辺の古着屋で、アメリカ製の既製品を買って楽しんでいました」。
上質でマスキュリンなスーツは、コスプレにならないよう今っぽさを大事に。タートルネックのカットソーならノーブルさも出て、生地のゴワゴワから肌を守る。スラックスがかなりのハイウエストなために選んだサスペンダーは、ガンホルダー型で脱ぎ着のラクさを考慮。あえてのトラヴィスとの“AJ1”も、適度なヌケ感を出すのにひと役買っている。
古着店でスーツを掘るのが、当時からの習慣に。このスーツも高円寺で見つけたというが、なんと1930年代もの。
「ジャケットだけならまだしも、90年も前のスーツが揃いで、それも虫食いもなくよく残っていたなと感心しましたよ。
地厚の硬いウール製で、テーラリングされたワークウェアという雰囲気があって好み。それがジャストサイズで見つかったとなれば、買わない手はない(笑)」。
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