化粧品に使用される成分と同じ弱酸性中性洗濯洗剤。手洗いする際に肌への刺激が少なく、繊維にも優しい。ほかにハンドウォッシュやハンドバーム、石鹸、消臭スプレーがある。900ml 6490円/ヒノック(サン・スマイル 03-3505-4430)
「藤井隆行の視点。私的傑作批評」とは…… ▶︎
すべての写真を見る 掃除と同じく、洗濯もけっこう好きなタイプ。家族のぶんもまとめて洗うので、1日に2回洗濯機を回したりします。服を洗ったあとの風合いや、少しずつ色が落ちていくところに魅力を感じます。
洗剤を選ぶうえで欠かせないポイントは、洗浄力と香りが強すぎないことなのですが、なかなかこれといったものに出会えなかったんです。
少し前に韓国に行った際、人にすすめられて行ったのがヒノックのショップでした。内装の雰囲気がとても良く、プロダクトのパッケージも洗練されている。どのアイテムもヒノキの香りがほんのりと漂っていて、とても気に入りました。
聞けば、すべての製品は韓国・済州島のヒノキから抽出されたヒノキエキスとヒノキオイルを使用しているとのこと。その原料は木を傷つけずに採取していて、世界最大の国際動物愛護団体「PeTA」認証を受けているそうです。
また、パッケージにはアップサイクル原料を使っています。フレグランスブランドではなく、”ライフエチケットブランド”と名乗る理由も納得です。
そんな背景にも共感し、洗濯洗剤と消臭スプレーを購入。洗剤は低刺激なので肌に優しく、ヒノキの香りが心地良いので柔軟剤が不要です。そしてうちには犬がいるので、消臭スプレーも活躍中。リビングに常備しておいてソファやカーペットに使用しています。
もちろんどちらも上品な香りが気に入っているのですが、グリーンのシンプルなパッケージがインテリアに馴染んで、出しっ放しにしていても邪魔にならないのがいい。昨年日本にも上陸して買いやすくなり、ずっとリピートしています。
最近はフレグランスブームのおかげで、香水からホームケアグッズまで、たくさんのブランドがさまざまな香りを提案しています。それはそれで楽しいのですが、洗濯はやはり自然な香りでほっとしたい。そんな癒やしを与えてくれる洗剤なのです。
藤井隆行●東京を代表するブランド、ノンネイティブのデザイナーで、ファッションからライフスタイルまで一貫したこだわりを持つ。「大阪市堀江に『the nonnative shop OSAKA』がオープンしました。関西圏の皆さま、ぜひお立ち寄りください!」。
OCEANS11月「やっぱりデニムは、人だ。」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!