
気づけば11月も折り返し。重量級のアウターはまだ早いが、何か羽織らないと流石に寒い。というわけで、秋のスナップ撮影で出会った“ライトアウター“愛用者3人をピックアップ。
秋の装いを楽しめるのも、あともう少し。今すぐコーデのヒントにしていただけたら幸いだ。
【写真7点】「秋の街角で“ライトアウター“を調査!」の詳細を写真でチェック① 背面に宿された、ストリートな意匠

ジャケット=シュプリーム×マークゴンザレス Tシャツ=ノーブランド パンツ=ジーユー シューズ=メゾンミハラヤスヒロ 帽子=シュプリーム
▶ミコトさんのスナップをすべて見るミコトさん(28歳)
定番の迷彩ジャケットは、シュプリームとマークゴンザレスのコラボ作。いずれもストリートシーンを牽引するキープレイヤーで、両者の意匠の妙は、背面に宿る。
ピエロと蝶の、ユニークな融合。色鉛筆で塗られたようなマークらしい力の抜けたタッチがなんとも愛らしい。正面はいい意味で無表情。だからこそ背面に凝らした遊び心が映える。
デニムはGU、スニーカーはミハラヤスヒロ。一見シンプルなコーディネイトだが、無造作にブランドがミックスされている感じがいい。計算され過ぎていないこの感覚、ぜひ見習いたい。

② ライトウェイトなMA-1で、装いも軽快に

ブルゾン=ギャップ Tシャツ=アディダス パンツ=カッパ シューズ=ドクターマーチン 眼鏡=トムフォード 靴下=ニューバランス
▶金村さんのスナップをすべて見る金村大輝さん (36歳)
オリーブカラーのMA-1はギャップのもの。程良くユルいリラクシーなシルエットに、装飾を削ぎ落としたシンプルなデザイン。これは忖度なしに欲しい……。
よく見れば、ボリューム感は控えめで、シャリっとしたライトな生地感がグッド。なるほど。だから白T一枚にも、ここまでナチュラルにマッチしているんだろう。もちろん、パーカを中に着てもカッコいいのだろうと想像がつく。
足元はドクターマーチンのシューズを7部丈のパンツから覗かせ、アンバランスなルックスを構築。上は大きめ、下はスッキリ。ブルゾンの特性をしっかり理解した着こなしだ。

③ 決め手は黒使い。テーラードを程良くユルく

ジャケット=アクネストゥディオズ Tシャツ=ザハウス デニム=リー シューズ=アディダス バッグ=アミアカルヴァ ブレスレット、リング=ともにヴィンテージ ベルト=エンダースキーマ
▶佐熊さんのスナップをすべて見る佐熊 凌さん(28歳)
アクネストゥディオズのノーカラージャケットに、リーの色落ちデニム。間違いのないアイテム&色合わせ。デニムを程良くキレイめに着る常套テクながら、さすがのこなれ感だ。
デニムは古着だろうか? ツークッションほどさせたユル〜いサイズ感が、程良くストリートな雰囲気を演出している。
小物はすべて黒で統一。エンダースキーマのベルトやアディダスのスニーカーが、全体のまとまり感に大きく作用。フェードしたTシャツで、抜け感を作っているのもナイス!
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迷彩ジャケット、MA-1、ノーカラージャケットと、秋にこそ活躍するライトアウターの着こなしを紹介。カットソーに、シャツに……肩肘張らずサッと羽織れるのは、この季節ならでは。
お気に入りの一着を見つけて、残りの秋を軽やかに、かつ洒落感たっぷりに過ごしてほしい。