
“黒パン”。略せず言えば当然、黒いパンツのことである。いわゆるシンプルなベーシックアイテム。でも、街いく洒落者が身につけるそれはどうにもこなれ輝いて見えた。ってことで、気になるブランドをサクッとリサーチ。意外と? やっぱり? 定番が多かったみたい。
【写真10点】「洒落て見える〝黒パン”を街角調査!」の詳細を写真でチェック① 余裕たっぷりで気が利いた大人ムード

シャツ=アーバンリサーチ パンツ=ポータークラシック シューズ=ランチキ 腕時計=ヴァーグウォッチカンパニー
▶岩根さんのスナップをすべて見る岩根明日佳さん(33歳)ゆるっとした落ち感と、上品すぎないドレープ。ハンパ丈も繊細なグッドバランス。さすがはポータークラシック、カユいところに手が届く抜群の仕上がりだ。
余裕たっぷりなその大人ムードをフルに活かすべく、ミニマルな黒シャツと品良く色合わせ。ただし、彩度に差をつけて立体的に。リラックス感のある足元選びもセンスいい。


② 腰元のアクセントが光るシャカパン界の巨星

Tシャツ=モンベル パンツ=ザ・ノース・フェイス シューズ=テバ 眼鏡=トムブラウン バッグ=スピード 腕時計=アップル
▶おりょうさんのスナップをすべて見るおりょうさん(39歳)アクティブかつアーバンに装える黒いシャカパン。なかでも“パープルレーベル”の1本は王道中の王道。アイコニックなウェビングベルトが格好のアクセントになる。
その目印を際立たせるべく、Tシャツをタックインしてワントーンで装う。胸元にはモンベルのロゴがきらり。日米アウトドアブランドのミニマルな共演。ありがたや。


③ ロンTで個性を、“黒パン”で安定感を

カットソー=ノーブランド パンツ=ポロ ラルフ ローレン スニーカー=アディダスオリジナルス 帽子=シーシー×ニューエラ バッグ=メゾン マルジェラ サングラス=ノーブランド
▶渥美さんのスナップをすべて見る渥美尚和さん(44歳)意味深なあしらいが袖を彩るロンTとエターナルな“ラルフ”のパンツを組ませて、個性と安定感を両取り。シンプルなモノトーンスタイルに、自分本位のこだわりを潜ませる。
イヤミに映らない“マルジェラ”の一点投入も、極めて効果的で玄人的。とことん気分重視の等身大ラグジュアリー、見ているこっちまで清々しい気持ちに。


◇
装いをすっきりまとめてくれて、最大派閥の黒い着こなしにおける主役にもなりうる。だからこそ“黒パン”は、こだわりと確信をもって選びたい。さすればあなたのスタイルにも気分にも、きっといい変化が訪れるはず。