
今の時代、あってもなくても利便性は大差ないかも。それでも、確実に気分を高めてくれる。そんな、アクセサリー感覚で手軽に楽しめるファンウォッチのなかで、とりわけ高い支持率を誇るのがチープカシオだ。3人の愛好家から、選びとこなしのポイントを学ぼう。
【写真7点】「チープカシオ、選びと着けこなし」の詳細を写真でチェック① ゴールドカラーをピンポイントで投入

Tシャツ=クーティープロダクションズ パンツ=ビームス シューズ=ナイキ 帽子=ニューエラ バッグ=ノーブランド 腕時計=カシオ
▶︎関さんのスナップをすべて見る関 浩史さん(43歳)ひと癖あるモノ選びで、ミニマルなオールブラックをさらっと脱ブナン。胸のロゴをワンポイントで効かせたTシャツ、ミニ巾着、ナイキのエアリフトと、全身に曲者を散りばめた。
腕元にはカシオのデジタルウォッチを抜擢。しかも黒ではなく、ピンポイントで輝くゴールドカラー。成金感なくイヤミなく纏えるのも、“チプカシ”ならではの魅力といえよう。

② 小物使いに工夫を凝らし、黒を退屈に見せない

Tシャツ=ダブルタップス パンツ、帽子、靴下=すべてネイバーフッド シューズ=テバ バッグ=ディセンダント 腕時計=カシオ
▶︎西野さんのスナップをすべて見る西野友基さん(53歳)同じく全身黒でまとめた西野さんは、上下の彩度を絶妙に変えて軽装に立体感を付与。ショーツのカーゴポケットもいい塩梅のアクセントになる。
腕元のチープカシオも、黒揃えを退屈に見せない要因に。主張の強いソックス、アジのあるハット、ポップなイラストが描かれた白いエコバッグなど、小物使いが総じてお上手。

③ 好感度も完成度も高める、チープカシオの“さらり巻き”

ジャケット=アークテリクス Tシャツ=フレッシュサービス パンツ=ディッキーズ シューズ=クラークス 眼鏡=ユニクロ 腕時計=カシオ リング=ティファニー
▶︎葛巻さんのスナップをすべて見る葛巻航大さん(22歳)アウトドアシェルとワークショーツをグッドバランスで融合させた、シンプルながらに個性的なアーバンアウトドア。無論、足元のカラーパレットもハイライトになる。
仕上げに、カシオのスタンダードモデル「A168WA」をさらり。なくてもいいけど、あったらもっといい。そんな等身大の好奇心が、スタイルの好感度と完成度をしっかり上げる。

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シンプルで飽きがこない、それでいて周囲に埋もれもしないナイスビジュアル。チープカシオの魅力は、安さよりもその優れたデザインにあり。そうあらためて実感。そりゃ、人気が続くわけだわ。