
もはや定番の「オーバーサイズシャツ」。だが、あまりにも大きすぎると、“着られている感”が出てしまう難しさもある。今回は街角で見つけた3人の洒落者から、その調理法を学んでいこう。
【写真7点】「ダイワ ピアにNハリ…ビッグシルエットのシャツの調理法。その答えは街の洒落者たちにアリ!」の詳細を写真でチェック ① 柄を主役に「トーン」で落ち着きを演出

シャツ、デニム、帽子=すべてフジト シューズ=ヴァンズ リング=クロムハーツ 靴下=オブスキュアソックス
▶松尾さんのスナップをすべて見る松尾卓実さん(48歳)大判チェックのシャツを主役に据えつつ、グレートーンで統一した松尾さん。ビッグシルエットでも配色の妙で、落ち着いた雰囲気が香る。色彩のコントロールで魅せる巧みな着こなしだ。

② 爽やかブルーで抜け感をつくる

シャツ=ダイワ ピア39 Tシャツ=ヘインズ パンツ=シュプリーム シューズ=ニューバランス 帽子=シュプリーム×フォーティーエーカーズクロッカー 腕時計=アップル
▶UTさんのスナップをすべて見るUTさん(49歳)山崎さんはビッグシャツの軽快さを活かし、白Tと黒ショーツでシンプルに纏めている。どれもサイジングが絶妙な緩さで整えられていて、野暮ったさは一切ナシ。淡いブルーの色味も清涼感があってGOOD!
③ モノトーンでつくる「黒のレイヤー」術

ポロシャツ=N.ハリウッド パンツ=ユニクロ シューズ=ニューバランス 帽子=ソラリスアンドコー バッグ=N.ハリウッド×ポーター 腕時計=カシオ ネックレス=ノーブランド リング=メイアン リング2=エルメス
▶太田さんのスナップをすべて見る太田裕介さん(34歳)太田さんのコーディネイトは、黒で統一しながらも、重さを感じさせないレイヤー使いが秀逸。とろみのあるオーバーシャツにハリのあるショーツを合わせ、グラデーションで奥行きを演出。無駄を削ぎ落としたミニマルな装いが都会的だ。

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ビッグシャツも、色、トーン、素材の匙加減で印象は一変する。肩の力を抜いて羽織るだけで、街に程良いリラックスなムードをもたらす頼れる一枚だ。