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2025.06.24

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YouTubeで月間700万回以上。「多文化人が活躍できる場」を拓く新世代ポッドキャスター

アイザック・Y・タクー|「GOLDNRUSH PODCAST」ポッドキャスター

アイザック・Y・タクー|「GOLDNRUSH PODCAST」ポッドキャスター


当記事は「Forbes JAPAN」の提供記事です。元記事はこちら。
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複数の異なる文化圏で育った「多文化人」にフォーカスしたポッドキャストのMCを務めるアイザック。日本のポッドキャスト市場を切り開く彼が、その先に見据えるビジョンとは。
 
「多文化人が活躍できる世界をつくる」──ビデオポッドキャストシリーズ「GOLDNRUSH PODCAST」のMCを務めるアイザック・Y・タクーは番組が掲げるビジョンをそう説明する。

番組はYouTubeで月間700万回以上のインプレッションを誇り、各種SNSの総フォロワー数は36万人超。ゲストにはミックスや移民など複数の異なる文化圏で育った「多文化人」を迎える。「日本は大声で話す人が少なく街が静かで驚いた」といったライトな話題から、アフリカ系ミックスがするようなドレッドヘアやドゥーラグ(頭に巻く薄手のヘッドウェア)を他文化圏の人々がすることの、いわゆる「文化の盗用」のような社会的な話題まで内容はさまざま。

アイザック自身も日本人の母とカメルーン人の父をもつミックスだ。彼がポッドキャストに出合ったのは、10代で映像作家を目指して渡米した際のこと。普段は裏方に徹している映像作家たちが自らの考えをオープンに発信している姿に衝撃を受けたと同時に、誰もが情報発信者になれるインディペンデントなメディアの力に可能性を感じ、帰国後すぐに番組を立ち上げた。
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「日本では明確な差別をする人は少ないけれど、先入観から来る恐怖や不安から、無意識のうちに特別扱いしてしまう“不協和音”のようなものが多い。僕はただ自分を“人間”として扱ってほしいだけ。だからこそ自分が誰かと話すときには相手とひとりの人間として向き合うようにしています。そして、こうしたコミュニケーションの取り方を多くの人々に理解してもらうことで少しずつ“不協和音”も解消されていくのではないかと考え、ゲストのありのままの人間性にフォーカスした番組づくりを心がけています」
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