
気候の上昇に比例して、装いはどんどん簡素になっていく。25度を超える日が増えてきた今の時季は、長袖トップス+パンツのワンツーコーデがちょうどいいだろう。
ただし、シンプルゆえに着こなしが単調になりがちなのも事実。街行く大人たちはどのようにそれを回避するのか? その解を3人のスナップで導き出そう。
【写真9点】「春に大活躍する『ワンツーコーデ』の攻略法!」の詳細を写真でチェック ① 異素材MIXでメリハリを効かせたコーデ

カットソー、パンツ=ともにビームス スニーカーニューバランス 帽子=キジマタカユキ
▶︎中井さんのスナップをすべて見る中井浩之さん(50歳)
全身からリラックス感が漂うこちらのスタイル。シャカシャカ素材のクルーネックにスウェットパンツを合わせ、素材感の違いで奥行きを出した。
上はネイビー、下はグレーで統一。キャップやスニーカーの統率もとれている。落ち着いた色選びのおかげで、スポーティながらも上品な印象に。シンプルなスウェットスタイルを洒落て見せるお手本がここにあり。
--{}--
② スウェットのグラフィックで個性を演出

スウェット=ブートラボ パンツ=GU ブーツ=クラークス オリジナルズ
▶︎西村さんのスナップをすべて見る西村明彦さん(39歳)
スウェットシャツとタック入りのワイドパンツ、クラークスを抜擢したストリートコーデ。上下ともゆったりとしたサイズ感で、「グレー×ネイビー」の色合わせもいい。
トップスの胸元にあしらわれたグラフィックは、“ランドローバー”(!?)と思いきや、LAND 「L」OVER。遊び心が存分に発揮されている。
ワンツーコーデはアイテム数が絞られるからこそ、個性を放つ逸品を選びたい。

--{}--
③ 王道アメカジスタイル。主役は「チャンピオン」

スウェット=チャンピオン パンツ=ガンホー バッグ=グレゴリー ブーツ=ダナー
▶︎坂田さんのスナップをすべて見る坂田 明さん(44歳)彼が主役に据えたのは、スウェットの王様・チャンピオン。グレーにネイビーのカレッジプリントも定番の仕様だろう。
そこへ軍パンにダナーを合わせれば、鉄壁のアメカジコーデが完成。オーバーサイズのトップスに、やや緩めなパンツというサイズバランスもお見事だ。
パンツの裾はワンロールで整え、ダナーのブーツを程良く強調したのも巧み。



◇
異素材MIXで立体感を出したり、主張あるアイテムを選んだり……洒落るポイントは幾重にもありそうだ。紹介した3人を参考にしつつ、自分だけのワンツーコーデを楽しもう。
2/3