豆挽き、抽出、内部洗浄まで全自動。「エスプレッソ」「スペシャルティ」「カフェ・ジャポーネ」のメニューが選べる。カラーはホワイトのほかにブラックもラインナップ。「デロンギ マグニフィカ スタート 全自動コーヒーマシン ホワイト」H350×W240×D440mm 9万9800円[編集部調べ]/デロンギ(デロンギ・ジャパン 0120-804-280)
「藤井隆行の視点。私的傑作批評」とは…… ▶︎
すべての写真を見る 自宅でも会社でも、10年くらい前からデロンギの全自動コーヒーマシンを愛用しています。
それ以前はカプセル式のコーヒーメーカーを使っていたのですが、うちの会社がコーヒースタンドをはじめ、そこでコーヒー豆を焙煎するようになったので、豆が挽けるタイプのマシンに買い替えました。
会社ではハイエンドモデルを使っていますが、家ではコンパクトな「マグニフィカ」です。家庭用ならこれで十分。豆を砕いてスチームして、ミルクまで温めてくれるのにサイズが小さい。どんなキッチンでもすっきり収まります。
しかも、マシンが苦手な人でも一目瞭然で使い方がわかるよう、タッチパネルはシンプルなイラストのアイコン表示。
ここを押すと薄めとか多めとか、説明書など見なくても使い方がデザインとして表現されているところが粋ですよね。保温はできないけれど出来立てを飲めばいい話だし、手入れもとてもラク。
余分な機能は省いてミニマルなのに高機能で使いやすいので、コーヒー好きなら買って損はないと思います。
僕は海外へ行ったときなどは、エスプレッソをお湯で割った「アメリカーノ」をよく飲みます。ちなみに「アメリカン」は浅煎りのコーヒーのことで、名前は同じなのに違う味なのが面白い。
ところで、デロンギには、日本人が好きな深蒸しのレギュラーコーヒー「カフェ・ジャポーネ」という独自のメニューがあります。ネーミングもセンスがありますね。
仕事でよその会社に行ったときに、おしゃれなオフィスなのに出されたコーヒーがイマイチだと、少し残念な気持ちになることがあります。
日常のささやかな幸せを提供してくれるマシンに、少しくらい投資しても罰は当たらないはず。価格以上の価値がある家電だと思うのでオススメしたいです。
藤井隆行●東京を代表するブランド、ノンネイティブのデザイナーで、ファッションからライフスタイルまで一貫したこだわりを持つ。「2025年も良きプロダクトを紹介していきますのでお楽しみに!」。
OCEANS2/3月合併「冬の街角パパラッチ」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!