名店② 鶏白湯の傑作「めん結び 光の葉」
次に紹介するのは、2014年7月にオープンした「めん結び 光の葉」。
ロケーションは、五井駅(JR内房線・小湊鉄道)の西口から2km弱(徒歩約30分)。
公共交通機関を活用しながら、市原エリアの優良店を連食することを考えているのであれば、最初に紹介した「ラーメン濱野家」に立ち寄ったあと、「光の葉」へとアクセスすれば、効率が良い食べ歩きができるだろう。
同店の店主・三田氏は、他店の味をいたずらに模倣せず、自らの頭で考え、白地のキャンパスに自らの絵を描くことを常に心がける、いわゆる“探究と実践”の人。
2024年現在、提供する麺メニューは、「鶏白湯」「しょうゆ」「しお」「つけめん」「タンタンめん」など多岐にわたるが、初訪問であれば、関東圏における鶏白湯の傑作として名高い「鶏白湯ら~めん」を召し上がってもらいたい。
鶏ガラ・モモ肉・モミジを、数時間かけてじっくりと丁寧に炊き上げたスープは、吟味すればするほど鶏の肉肉しいうま味が立ち上がり、口いっぱいに溢れかえる殿堂級の名品。
食味がクリーミーになり過ぎないよう、コンソメスープの製法に着想を得て、仕上がる少し前に鶏の挽肉を投入し、うま味とコクを増幅させるなど、店主ならではのこだわりも光る。
麺肌艶やかで食感がみずみずしい平打ち自家製麺や、トッピングとして添えられる甘み豊かな玉子焼きも、食べ手に幸福な時間を確約する名バイプレイヤーだ。
ラーメンにおいて食べ手が求める要所を的確に押さえ、かつ、店主ならではのオリジナリティも余すところなく表現された1杯。ぜひ、一度食していただきたい。
めん結び 光の葉住所:千葉県市原市五井西5-12-7営業:10:00〜14:30/17:30〜21:00定休:月曜Instagram:@hikarinoha 4/5