これまでの仕事の中でもっとも印象的だったのは「ブルーベリー祭り」の企画だという。
「弊社は8月8日をブルーベリーの日として登録しているんですが、それに合わせて何か企画しようと。いろいろ考えた末に、会社の近くの京都三条会商店街と一緒に『わかさブルーベリー祭り』を実施することにしました」。
最初は商店街の人々も乗り気ではなかったそうだが、毎日のように通ってくる佑美さんの熱意に押される形で祭りが実施された。
各商店がブルーベリーを使った食品を開発し、ブルーベリーフードコンテストを開催。当日のステージではダンスイベントなども行った。
公式キャラクター「ブルブルくん」も登場。
胡麻屋くれぇぷ堂の「ブルーベリーごまクレープ」。
祭りは毎年開催され、ブルーベリー商品も徐々に増えていく。
2023年にオープンしたばかりのどら焼き専門店、銅鑼焼き Wrapでは「ブルーベリークリーム」や「ブルーベリーチョコクリーム」のどら焼きを開発した。
ブルーベリーはチョコにもクリームにも合うんです。
「今もブルーベリーの新しいブランド立ち上げのために新たな商品企画に取り組んでいます」と言う佑美さん。そんな彼女を推薦してくれたのはデザイン制作担当の笹山奈珠さんだ。
「『わかさブルーベリー祭り』は最初、私たち2人だけでやっていたんです。井野さんが企画を考えて私が制作物のデザインをするという。すごいと思うのは小さい子供やおじいちゃん、おばあちゃんとかの懐にもスッと入れるところ。あと、社内で絡みがない人の結婚式の二次会に絶対いるのが面白いです」。
また、2人は子供がいて時短で働く女性社員の集まり、チームシンデレラのメンバーでもあるという。
働き方はまちまちだが、周囲も「そろそろ帰る時間だよ」と声をかけてくれたりと、ママがとても働きやすい職場だという。約8割が女性社員というのも頷ける。
チームシンデレラのメンバーに集まってもらいました(いちばん左が笹山さん)。
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