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徹底解説! リーバイス®501® プロダクトガイド

現在とほとんど変わらないデザインと構造を、既に150年前から完成させていた501®。

この一本には数々の技術や創意工夫、こだわり、ブランドのプライドがギュッと凝縮されているのだ。

「501® オリジナル」 1万4300円/リーバイス® (リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501)

「501® オリジナル」 1万4300円/リーバイス® (リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501)


[1]ウエストバンド 腰へのフィットと耐久性を向上させる帯状の切り替えパーツ。

[2]トップボタン ウエストバンドのフロントに打ち込まれた金属ボタン。社名と創業地が刻まれている。

[3]リベット フロントポケットとコインポケットの両端を補強する銅製の鋲であり、501®のアイデンティティたるディテールのひとつ。社名と創業地のイニシャルが刻印される。

[4]コインポケット 右側フロントポケットの内側に設けられたミニポケット。かつては懐中時計を収納したため「ウォッチポケット」と呼ばれていたが、腕時計の普及に伴って用途が変わり、硬貨を入れるようになったことから現在の名称に変わる。

[5]フロントポケット 腰の左右に設置され、手を出し入れしやすいカーブした形状が特徴。裏地の袋布は「スレーキ」と呼ばれる。

[6]フライボタン 前開きに隠されたボタン。トップボタンと比べてひと回り小さく、社名のみが入る。この「ボタンフライ」が501®の伝統であり、そのほかのファスナー式は「ジッパーフライ」と呼ぶ。

[7]フライフロント 前開きに生地を重ねて開口部を隠した仕様を指す。

[8]フロントクロッチシーム 左右の前身頃とフライフロントを縫い合わせた部分。

[9]アウトシーム 前身頃と後ろ身頃を縫い合わせたサイドシーム、その外側部分。裏側の生地端はロックステッチ処理が標準となり、復刻モデルや一部商品ではセルビッジも使われる。

[10]インシーム 前身頃と後ろ身頃を縫い合わせたサイドシーム、その内股部分。

[11]シルエット 501®は誕生以来、あらゆる体型やファッションに対応する王道で万能なストレートを守りながら、時代に応じて微修正を重ねている。現行モデルでは腰回りから太腿まではレギュラーフィット、裾に向かって自然と細くなるシルエット。近年では細身のスリムテーパードも用意。



[12]ベルトループ ウエストバンドに設置されるベルト通し。

[13]パッチ ウエストバンドの右背面に付くラベル。ブランドの象徴「ツーホースマーク」のほか、ロットナンバー、ウエスト&レングスのサイズを記載。現在は耐水ペーパーの「紙パッチ」や、復刻モデルや一部商品でレザー素材の「革パッチ」も展開。

[14]バックヨーク 腰へのフィット感を高めるため、ヒップの上部に切り替えられたハギ。

[15]バータック バックポケット上部の両端、ベルトループ、股など、負荷の掛かる部位に用いられる棒状の補強ステッチ。

[16]レッドタブ 右バックポケットの左上に縫い込まれた赤のピスネーム。1936年に採用された501®のシンボルのひとつ。

[17]アーキュエットステッチ 両方のバックポケットに飾られたアーチ状の二重ステッチ。501®誕生の1873年から150年間続くブランドアイコン。

[18]バックポケット ヒップのホームベース形ポケット。レッドタブやアーキュエットステッチも含めてポケット全体のデザインが登録商標。

[19]デニム コットン100%の14オンス生地を基本に、ポリエステルやストレッチ素材などを混紡したタイプ、モデルに応じて異なるオンスを使用する。またインディゴ染めのブルーをはじめ、ブラックやホワイト、カラーデニムもラインナップする。

[20]ヘムボトムステッチ 裾口を留めている縫製のこと。表側はシングルステッチ、裏は鎖状のチェーンステッチに。
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