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2022.10.15

キャンプに向く“軽自動車”の代表「スペーシア」と「タント」。その最新型でできること


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世界に誇る日本独自の車「軽自動車」。その魅力はこれまでも紹介してきたが、なにしろ軽自動車の可能性はまだまだ無限大。

キャンプブームの最中、軽自動車メーカーの2台巨頭、スズキとダイハツがほぼ同時期に発表した、新たな“アクティブ軽”を紹介しよう。

遊びと商用の二兎を得た「スペーシア ベース」

スズキ「スペーシア ベース」

スズキ「スペーシア ベース」


スズキは、同社で人気のハイト軽ワゴン「スペーシア」をベースにした商用車「スペーシア ベース」を発表。

乗用車のスペーシアで商用車を作ったわけだが、「遊びに仕事に空間自由自在。新しい使い方を実現する軽商用バン」と謳うように、遊びの“ベース”としても十分使えるというモデルだ。



乗車定員は4名だが、後席は「座れる人はどうぞ」っていうくらいの広さで背もたれも短い。

この“割り切り”がある分、後席を床下に格納するとキレイにフラットな床面を作ることができる。



車中泊する場合は、格納した後席の上に被せるように、前席の背もたれを倒し、全車に標準装備されているマルチボードで、ラゲッジとの段差を解消する。

さらにマルチボードの組み方次第でデスクにもできるので、車内をワーキングスペースとして活用することもできる。
 


またラゲッジの壁には計10カ所のユーティリティナットを備えているので、ホームセンターでフック等を買ってくれば、グローブやカップといった小物を引っかけておける。

スペーシア同様収納スペースはたっぷりあるし、一部グレードには前席頭上にはカングーのようにオーバーヘッドシェルフまで装備されている。

前席は撥水加工シートだから、濡れたウェアでそのまま座ってもへっちゃら。当然ラゲッジフロアも防汚タイプだから汚れたり濡れたものをそのまま放り込める。

オプションも充実していて、ルーフラックやタープは当たり前のように用意されているほか、外部から電気を取れる外部電源ユニットもある。

で、こういった遊び仕様は、そのまま商用にも十分転用できる。だから遊びと仕事の二兎を得たというわけだ。


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